おいしい果物の見分け方

2013年8月17日 (土)

美味しい桃の見分け方「輝輝(キラキラ)桃」

今週のJA長野のメルマガに、川中島白桃の記事が掲載されていました。
http://www.iijan.or.jp/oishii/2013/08/post_2137.php#more

収穫された桃は、選果場で光センサーを使い、1個ずつ糖度を確認し、等級を振り分け、桃の糖度13度以上の箱にシールが貼付されます。
「輝輝(キラキラ)桃」。(JAグリーン長野独自のシールです)
広島にも時折入荷します。
スーパーなどで見かけたら、即買い!です。
覚えておきましょう。

川中島の桃が出ると、そろそろ夏も終わります。
桃の出荷も、終わりが近いです。
川中島は大きな品種で、食べ応えがあります。
食べ納めに是非どうぞ。

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2013年7月14日 (日)

桃の買い時はいつ?

今週、桃の質問が連続して3件ありましたので、まとめてご紹介します。

1.桃の買い時はいつがいいでしょうか?・・・答えは、いま!
先週月曜日の梅雨明け以降、西日本各地は真夏の青空で気温も上昇。今日も含めた土日は雨模様のお天気でした。岡山や和歌山などの産地で晴れの日が続きますと、樹上の桃の水分が適度に蒸発し、糖度の増した水腐れしにくい桃が収穫できます。雨が続くとき収穫した桃は、水分を多く含みますし、輸送途中の箱の中でも高温多湿状態が続きますので、どうしても傷みやすいです。次の青果市場のセリは火曜日。つまり明日の月曜日に収穫した桃が、火曜日朝のセリ場に並ぶわけです。明日以降の収穫予定の桃は、水分を多く含むことが予想されます。つまり、状態の良い糖度の高い桃は、正に今、店頭に並んでいる桃ということになります。来週は期待できません。つまり買い時は明日までというわけです。

2.安くておいしい桃の時期はいつでしょうか?・・答えは、いま!
ボーナス商戦に入り、来週からお盆時期にかけて、贈答品の需要が高まる時期です。お中元に使う桃の品種は「白桃(はくとう)」。7月下旬以降に収穫のねっとり系の白い桃で、今はまだ出荷時期ではありません。今の店頭に並んでいる桃は「白鳳(はくほう)」。早生のピンク色の桃で、一般家庭向けが多いのであまり高価ではありません。糖度の高い一級の大玉でも1個200円出せば十分に甘い桃が手に入るでしょう。果汁たっぷりの桃の好きな人は、今が堪能できる時期なのです。

3.ピーチティーを自宅で再現できません。・・桃の表面の果肉を使いましょう。
桃に限らず、果物は表面の皮の裏あたりが一番甘いです。ピーチティーの桃は、糖度が高い桃の表面をそいで4枚くらい使います。紅茶は、あまり渋みのない茶葉を。ニルギリ、キャンディー、ディンブラ、ケニヤなど。ティーポットを使用しカップ2杯分を作る場合、茶葉の量は4グラムくらいです。ストレート紅茶の場合は6グラムですが、フルーツティーでは少し控えめの4グラムくらいでOKです。

美味しい桃の見分け方については、本BLOGに数回UPしていますので、サイドバーの「フルーツの見分け方」からそれぞれご参照ください。

昨年御好評でした夕張メロンを、今朝調達しました。
12分の1カットで200円です。「いま」を大切に・・。

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2012年11月22日 (木)

葉とらずりんご

たくさんの種類のりんごが出回る時期になりました。
最近、スーパーなどの店頭で、「葉とらずりんご」という名前をよく見かけます。
広島バスセンター3階の生鮮食品売り場では、サンフジの隣に。
また、中区フジグランの果物売り場でも、「葉ップル」という名前で(葉+アップル)。

Happle 葉とらずは、写真のようにりんごの表面に葉っぱの影があって、色むらのあるりんごです。栽培農家の方のほうが良く知っていらっしゃるので、専門的な詳しい説明は、下記HPのサイドバーメニューの説明をご参照ください。http://www.2525258.co.jp/

通常のりんごは、表面全体の赤い色つきを良くするために、りんごのそばの葉を取り、満遍なく太陽光線に当てたりします。それに対し、りんごのそばの葉を取らない「葉とらず」は、葉っぱの作り出した栄養がすぐ近くのりんごに貯蔵されるので、甘くて美味しいりんご。りんご表面の色むらがありますが、とっても美味しいりんごなのです。前々から販売はされていたのですが、知名度が無く、知る人ぞ知るというレベルでした。見かけより甘さと味を重視したりんごなので、お近くのお店で「葉とらず」を見かけましたら、是非お試しになってくださいね。(数年前までは、知ってる人だけが安く買えるひそかな楽しみだったのですが・・、フジグランの「葉ップル」は、通常のりんごより高く販売されていて楽しみ半減・・。)

みかんも同様です。美味しいみかんの見分け方のBLOG・・
http://tearoom1003.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/post_d44f.html

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2012年9月12日 (水)

プルーン栽培農家のお話

今日(毎週水曜日)配信されたJA長野のメルマガ「長野県のおいしい食べかた」に、
プルーンの詳しいお話が掲載されていました。
http://www.iijan.or.jp/oishii/2012/09/post_1915.php#more
私が説明するよりよっぽど詳しいので、
プルーンにご興味のある方は、ご覧いただけたらと思います。
生のプルーンは、最近よくスーパーで見かけるようになりました。
出回る時期も7月から9月までと長いですし、色々な品種があります。
大きな果肉のプルーンが食べやすいですね。
これからの時期に出回る品種としては、
まん丸の「サンプルーン」、大粒の「プレジデント」がおすすめです。
きっかけが無いと、なかなか買いにくいかと思いますので、
この機会に、是非ご賞味ください。
プルーンについての10時3時の過去のBLOGはこちらです。
http://tearoom1003.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/post_527a.html

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2012年8月 6日 (月)

食べるグレープフルーツ「スタールビー」

今日は、クッキングスクールのフルーツの授業の中から、
グレープフルーツの品種について。

10時3時には、「グレープフルーツジュ-ス 400円」というメニューがあります。
ご注文があれば、まるまる1個をその場で搾ります。果肉もグラスに一緒に入れて。
春先に出回るフロリダ産のグレープフルーツは、気持ちよーく大量の果汁が搾れますので、まさしく「ジュース」って感じですが、時折、果汁が搾れないで、果肉ばかりが実から外れて困ることがあります。「これってジュースじゃないじゃん!」なんてお客様。

クッキングスクール35期の生徒さんから品種についてのご質問を受け、ちょっと図書館に行って調べました。すると、次のようなことがわかりました。新発見ではありませんが知らない人が殆んどでしょう。

白い品種「マーシュホワイト」
淡いピンク色の品種「ピンクマーシュ」
橙色や赤い品種「ルビーレッド」
この3品種が同じ系統で枝分かれしたもの。果汁が多くジュース向きです。

それとは別に、人為的突然変異で作り出された「スタールビー」という品種があります。こちらは赤い色で甘味が強く、果汁が少なく果肉離れが良い。つまりジュースに不向きで、「果肉を食べる」グレープフルーツ。生食以外では、料理用に。例えばサラダに入れる。サラダ用でしたら、果汁が少ないほうが出来上がりが水っぽくならずいいでしょう。
いつもお店で使っていて、気にも留めませんでしたが、このジュースが搾りにくく、果肉がゴロゴロとしている品種が、実は「スタールビー」だったのです。納得です。

Starruby 肝心の見分け方ですが・・
たぶんグレープフルーツに貼ってあるシールの表示に頼る以外に方法はありません。
これまでの経験からすれば、初夏に出回るカリフォルニア産のグレープフルーツに「スタールビー」の表示が多い気がします。スーパーや小売店に行ってPOPの表示を見ても、大まかに「ホワイト」「ルビー」と表示はあっても、「スタールビー」と表示されていることはまれ。たぶんバイヤーさんも店員さんも「マーシュ」系と「スタールビー」の品種の違いを知る人はいないでしょう。買うほうもよほどのグレープフルーツ好き以外は知らないでしょうね。

「スター」とつけば「食べる」、それ以外が「ジュース用」と覚えましょう。

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2012年5月 1日 (火)

大きなレモン

能美島のお客様から、色々な柑橘をいただきました。
とっても甘い完熟ネーブル、甘夏みかん、金柑、レモン。
重たいのにわざわざご持参いただきました。ありがとうございます。

Lemon いただいたレモンですが、写真のようにとても大きなものです。直径、高さとも12cm。重さ660グラム。写真下の普通のレモンは、90グラム。約7倍くらいあります。文旦みかんと見間違うくらいの大きさですが、先端がとがっていてちゃんとレモンの形をしています。酸っぱさもレモンそのもの。大きなレモンはあまり流通しませんが、レモンの実は、木になったまま放っておくと、このように大きくなります。

レモンティーをご注文されて、直径12cmの輪切りのレモンが出てきたら、皆さんびっくりするでしょうね・・。

ただいま、レモンジャム作成中です。後日UPします。

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2011年10月29日 (土)

西条柿の渋抜き

Saijoukaki_2水曜日、所用のため広島県中央の福富町の実家へ。柿の畑で西条柿を少しばかり収穫して、渋抜き作業をしました。普段は見かけない光景だと思いますので、作業中の写真を1枚。
いろいろな渋抜きの方法があると思いますが、今回はいつもやっている下記の方法で。使用する柿は、少し固めがいいでしょう。写真左上の既に熟している柿は、渋抜きが終わる頃には溶けてしまいます。
1.柿のヘタの周り4箇所の実の部分に竹串で深さ2cmくらいの穴を開けます。
(写真の←の部分)
2.ボールに焼酎をいれ、ヘタを下にして2cm位柿を浸けます。10秒位。
3.ビニール袋に処理をした柿をいれ、4日から1週間、密封します。たまに抜けていないときがあるので、開封後の最初の1個は、渋が完全に抜けているかを必ず食べて確認してくださいね。(特に、ほかの人にプレゼントするときには。)

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2011年10月27日 (木)

青森産のおいしいりんご「トキ」

昨年の今ごろの季節にBLOGで少し触れましたが、今日はおいしいりんごをご紹介。

ここ数年、出回っている新品種のりんご「トキ」。王林とフジのかけ合わせだそうで、たぶん最強の組み合わせです。近所のスーパーフジグランに行くと、トキの糖度表示は「17度」とありました。「17度」って驚異的数値です。隣のサンフジは「16度」。梨にいたっては「10度」。文句なしに抜群の甘さを誇るりんごです。気になる点は、果肉が少し固いのと、ちょっとだけお値段が高い点かな。それ以外は文句なしにおいしいりんごです。「トキ」は人名です(土岐さん)。

Toki おいしい「トキ」の選び方は・・・赤い色のまわり具合と香りに注目します。王林のように青りんごですが、完熟物はりんごの周りが写真のように赤くなります。全体が黄緑色のりんごよりも、赤いほうが、甘さがあり、果肉も若干やわらかくて食べやすいでしょう。(ただ、甘くて果肉がやわらかいということは日持ちがしないということですのでご用心ください。)香りは、ビニール袋を通しても、強く香るものを。特売品でも香りの良いものは、たぶん形が悪いだけなので「買い!」でしょう。トキりんご、是非お試しください。

PS・・・季節のフルーツティー「アップルミルクティー」はじめました。POT550円です。

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2011年10月10日 (月)

長野産のおいしいりんごは「JAあづみ」

今朝、ようやく紅玉りんごが手に入りました。信州安曇野産。
とりあえず大急ぎで紅玉りんごジャムをお作りしました。紅玉アップルティーは、ちょっと酸味が強く出ます。(出荷初期段階の果物は一般的に酸味が強いです。)お砂糖を少し混ぜてよろしかったら、季節メニューの紅玉アップルティーをおつくりできます。カップティー400円、ティーポット500円。

Azumino 広島で手に入る1番おいしいりんごは、長野県産でしたら「JAあづみ」のりんごでしょう。
広島近辺でお歳暮などで使われるりんごは、ほとんどがこの「JAあずみ」のりんごです。
りんごは秋が始まる9月から、つがる、紅玉、ジョナゴールド、フジ、王林と順に出回ってきます。「JAあづみ」のりんごは全てにおいて別格1位。取引価格も1位ですが、買ってハズレがありません。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、「JAあづみ」では「ワイ化栽培」という手法でりんごを育てています。
JAあづみのりんごのページ・・・
http://www.ja-azm.iijan.or.jp/agricultural/products/apple.php
果物売り場で、写真のようなシールで、「JAあづみ」と表示されていれば、即買い!です。(シールは、りんご1箱10キロケースで20枚しかありませんので、全てのりんごにシールを貼ることは出来ません。)もし売り場にりんご箱があれば等級を確認してみましょう。表示に「特秀」とあれば、光センサーを通過した1番甘いおいしいりんごです。ただ、「特秀」は果物専門店に行かないと・・・、通常のスーパーなどでは殆んどお目にかかれないでしょう。何個買うかはお財布とご相談してくださいね。これから年末にかけて、たくさんのりんごが出回る季節です。「JAあづみ」、覚えましょう!
12月頃のお歳暮シーズンになると、果物専門店に行くのが楽しみになります。今回ご紹介したようなおいしいりんごが安く手に入るチャンスが。贈答用のりんごを扱うお店では、箱に詰めるとき必ずキズの有無を確認します。このとき少しでも傷があれば、箱に入らず、お店の片隅に処分価格(半額か、ほぼ卸値)で販売されていることが多いのです。表面のキズだけなので、贈答品と同じ甘いりんごとして格安でいただけますよ。

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2011年9月 7日 (水)

長野産の美味しい桃「好吃桃(ホーチュタオ)」はこれ!

桃も、そろそろ今シーズンの終わりになりますね。
さんざん食べ飽きたごろに美味しい桃が出回ってくるので、皆様あまり注目されませんが、今回ご紹介するのはとても美味しい桃ですので、見かけたら是非食べてみてくださいませ。

Houtyutao 長野県の川中島白桃。その中で「好吃桃(ホーチュタオ)」と表示のあるもの。センサーを通過した高糖度の桃です。川中島白桃は白桃の中でもっとも遅く出回る品種で、例年でしたらお盆前後に市場に出回るのですが、今年は果物全体が2週間程度遅いです。大きくで少し固めの品種で、かなり日持ちがします。1個250円くらいでしょう。川中島白桃を見かけると、夏の終わりを感じます。白桃が終わると、黄桃(黄金桃)が出て桃の出荷はおしまいです。

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