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2014年9月14日 (日)

熊に出会ったら・・

ここ数日、ツキノワグマに襲われたというニュースが、報道されています。
天候不順で餌が少ないのでしょうか。
熊にはめったと遭遇しないと思いますが、経験談を本BLOG読者の皆様にお伝えしておきます。学校では習わないでしょうから。

遭遇したのは、広島県北のS段峡。観光コースとは少し外れた上流のあまり人の来ない場所です。熊さんは当然ながらお風呂には入らないので強烈な臭い(獣臭)がします。風の向きによりますが、かなり離れていてもわかると思います。遭遇したのは10月のとある水曜日、お昼の2時くらいの出来事です。大きな岩の上、絶好のお昼寝場所があるので、秋の恒例行事のごとく昼寝をしていますと、遠くから怪しいにおいがして目が覚めました。ガサゴソと藪の中で何かが動いています。10m位の距離で、その黒い物体が熊とわかりました。こちらには気がついていないようでしたので、あまり音を立てないように岩を降りて、ゆっくり後ずさりして川沿いの歩道に戻り、一目散に逃げました。荷物がデイパックのみだったのでよかったです。

登山で山に入る場合、まず第一に地元の人に最新の熊出没情報を聞くことです。出会わないのが一番ですから。登山中は、熊の方も会いたくないと思っているので、人間がいると知らせることです。複数で登山をする場合は会話をしたり。1人のときはラジオをつけたりリュックサックに熊よけの鈴をつけたり。ヘッドホンをつけて音楽を聴きながら・・なんていうのは、熊に限らず天候の変化がわかりませんので自殺行為です。それでも熊に出会ったら、向こうもびっくりしているはずなので、まずは落ち着いて。熊の眼を見て、そらさないように。犬と同じだそうです。そして、お弁当やパンなど餌になるものがあれば、熊の前に投げつけて注意をそらし、ゆっくり後ずさりして逃げます。荷物があれば、早く走れないので置いていきましょう。逃げるときに背中を見せてはいけません。死んだふりは、効果が無いそうです。木に登ってもダメ。熊さんは木登りが上手です。テディベアはかわいいですが、森の野生の熊さんは本当に怖いですよ。広島県北のS段峡周辺は、スキーにもよく通いましたが、春になると駐車場の車の周りに足跡があったり、登山道に木を引っ掻いた痕跡があったり糞があったり。本当に油断なりません。皆様、お気をつけて。

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人生サバイバルです。

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