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2014年2月16日 (日)

ミルクティー用ティーバッグってありますか?

本日ご来店されたお客様のご質問です。
「アッサムやケニヤの紅茶はミルクと相性が良いと聞きますが、ティーバッグはありますか?」

「アッサムやケニヤの紅茶をミルクティーで飲む人は紅茶好きな人なので、リーフティーを使ってポットで抽出し、2杯目の濃い紅茶をミルクティーにすると思います。」とお答えしました。ケニヤのティーバッグ・・そういえば見かけませんね。スーパーに行けばアッサムのティーバッグくらいはあると思いますが、そんなに濃くはならないと思います。日本でのティーバッグの一般的な使い方として、カップに熱湯を入れて1分くらいで取り出して出来上がりって人がほとんどでしょう。中には「5秒!」って人もいるかもしれません。日本では濃い(渋みの強い)紅茶を嫌う人が多いようで、メーカーさんも日本のニーズに合わせて軽く仕上がるようにブレンドします。なので、短時間で濃く出すことは無理です。濃く抽出するには、複数のティーバッグを使用するか、ティーバッグを取り出さずにカップやマグに浸けっぱなしにするか。前者と後者では、見た感じでは同じ濃い紅茶ができているようで、飲むと全く違います。複数を用いる前者は、単に濃いだけ。後者の場合、あらゆる紅茶成分が時間によって混ざり合い(融合された)コクのある(ボディーのある)濃い紅茶ができます。その中にミルクを注ぐと、美味しいミルクティーが出来ます。美味しさは時間が作ります。もともとストレート用に作られたティーバッグでは、時間をかけてもコクの出ない(ライトボディーの)紅茶になることが多いです。濃くならないのは、採用されている茶葉のパフォーマンスなので、ミルクティーには不適。近年大盛況のフレーバー紅茶は、その傾向が顕著です。製造メーカーは、茶葉の原価を安くして利幅を稼ぐほうが利益が出るのですね。

PS・・・トワイニング社アイリッシュブレックファスト紅茶のBLOG(2014年4月)

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コメント

アイルランドは皆さん紅茶好きですが、イギリス以上にしっかりしたお茶が好まれているようです。Barry社製のGold Blend(主産地ルワンダ)とかRobert Roberts社製のLuxury Kenyan tea(ケニヤ)とかミルクティー向けの濃い目の紅茶が作れます。

投稿: アイルランド | 2014年3月17日 (月) 22時57分

アイルランドさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
Barry社紅茶のHPを拝見しました。
あちらのティーバッグ紅茶は、1袋3グラム入りで大きなマグカップで一度にたくさん飲むみたいですね。さすが紅茶の国です。もう1つの会社は、ネットでもあまり販売してないようです。
スーパーのイズミ(サンモール地下1階)でトワイニング社のアイリッシュブレックファスト紅茶を売っていました。リーフですが、前から気になっていたので、今度購入してみますね。(なぜだか、ほかのスーパーでは販売してません。)

投稿: 10時3時の店長 | 2014年3月18日 (火) 14時41分

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