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2013年11月

2013年11月26日 (火)

ぶりのアラを電子レンジで加熱すると・・

先月、広島湾で鰤(ぶり)が釣れるっていうニュースがありました。私も釣ってきました・・なんちゃって、素人が出かけていって釣れるわけがありません。

鰤のアラをスーパーで買ってきました。お刺身って、お値段高いから・・。
1パックを買うと結構なボリュームがありますが、
そんなに煮物するわけでもないし、扱いにくい・・。
そこで、オススメなのが電子レンジでの加熱調理。

ぶりのアラを、ちょっとだけ電子レンジにかけます。
ほんのり白っぽくなるくらい。3切れずつくらい、時間で20秒程度。あまり長時間かけると、熱が入りすぎていけません。また、ワット数は300W程度で。高出力(700W)だとレンジ内でお刺身が爆発します。
レンジにかけますと、とても食べやすくなります。
1.骨がきれいに取れます。
2.血合いも固まってくれて取れやすく、生臭さも解消。
3.オススメは、鰭の周りの筋肉質の部分です。
鱗が残っている場合は、あらかじめ処理しておきましょう。

Buridaikon レンジにかけると、写真手前のような感じに。奥のなべは、調理中のぶり大根です。すぐに食べてもおいしいですが、一日おいて食べるとにこごりがプルルーンとなって美味です。

お金はないけど、お刺身たくさん食べたい人は、是非やってみてください。C級グルメですが、確実にリピします。
(発酵食品権威、小泉武夫先生の著書の中にも「ほんのり白くなるくらいに加熱すると美味・・」と記述がありました。著書多数のため、どの本かは忘れましたが。)

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2013年11月 4日 (月)

成型肉って何?

巷で話題のレストランでの食材の偽装ニュースのなかに、「成型肉」という言葉が出てきます。聞き慣れない言葉です。Wikiの冒頭にはこんな記述が・・
「細かいくず肉や内臓肉を軟化剤で柔らかくして結着剤で固め、形状を整えた食肉。牛肉の赤みに牛脂や食品添加物などを注射した、「インジェクション加工」と呼ばれる処理を施した牛肉も含まれる。」

ニュースでは、「複数の部位の肉を使用し・・」などと刺激の無い表現に留めてることが多いですが、ぶっちゃけ捨てるような肉を、ゴミ削減の名の下に再利用しているだけです。日本語の言葉遊び。
また、このニュースの中で問題として取りざたされているのは、食品添加物としてカゼインNa(牛乳由来の蛋白質)、小麦などが使用されていること。乳アレルギーの方は多くいらっしゃいますが、表示がないと誤飲が防げません。また、「乳」の表示があればまだわかりやすいですが、「カゼインNa」の表示は、アレルギーに関心のない方は何のことだかよくわかりません。

今週、中央図書館で借りた新刊本「食物アレルギーの正しい除去と安全な解除」(眞鍋穣著 芽ばえ社発行 2013年8月初版)を読んでいます。乳幼児期のアレルギー対策、保育園でのアレルギーガイドラインなどが、わかりやすく記述されています。「解除」とは、アレルギー拒否反応を示す食材を、身体に影響の弱いものから慎重に食べさせて、アレルギー物質に身体を慣らすことです。(簡単に言えば、スギ花粉対策の減感作療法の食物版です。)本書には、「成型肉」なる言葉はひとつも出てきません。一般消費者が出入りするようなスーパーなどの小売店では、手に入らない食材ということです。業務用スーパーなどの冷凍食品コーナーなどに行けば、発見できると思います。

焼肉チェーン店でのお肉について、週刊文春が7月頃に取り上げていました。似たような話が山ほどあるようですが、ここでは割愛。焼肉チェーン店なんて昔はありませんでした。ここ10年で急速に店舗数が増加するということは、それなりの理由があるのですね。一般消費者の正しい食材の認識無しには、全うな(正直な)零細店舗がなくなってしまいます。

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