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2013年10月 4日 (金)

便利なポリ袋調理法「震災食」

中央図書館の入り口の新刊コーナーの隣には、月毎のテーマを決めた本が並んでいます。毎年9月は、自然災害に関連した特集が組まれています。先週日曜日に興味深い本を発見しましたので、ご紹介します。
「必ず役立つ震災食」
公益社団法人石川県栄養士会編 北國新聞社 2012年12月発行
写真の豊富なA5サイズの本で、主食副菜からデザートまでの約50種類の調理方法が簡潔に書かれています。真空調理法を応用して、非常時に温かい食事を提供する方法が紹介されています。この方法を用いれば、ポリ袋とお湯で10人単位のまとまった提供が可能です。簡単なレシピをご紹介します。

30ページ記載の「きな粉パン」のレシピ(基本)
Emfood1 (材料)薄力粉     80グラム
ベーキングパウダー 小さじ4分の1
無調整豆乳      100cc
甜菜糖         大さじ1
きな粉         大さじ1
(作り方)
1.ポリ袋に豆乳、甜菜糖、きな粉を入れ、よく混ぜます。
2.薄力粉とベーキングパウダーを加え、混ぜます。
3.水を張った鍋に2.を沈めて空気を抜き、袋の口を結んで火にかけます。
4.沸騰したら、やや火を弱めて沸騰を保ちます。
5.15分で取り出します。

このレシピを基本にすると、色々と応用が可能です。
薄力粉は、分量そのままで米粉を使うとお餅の様な和風に。きな粉は、ココアパウダー(同量)、抹茶(小さじ4分の1)、はったい粉(大さじ2)、味噌(20グラム)と、好みの味付けに変えることが出来ます。甜菜糖は、ありあわせのお砂糖で、多く使うとお菓子風に、少なくすると主食になります。豆乳は牛乳、なければ水でもかまいません。

Emfood2 今回は、上新粉ときな粉(お餅風)、薄力粉とココアウダー(チョコパン風)の組み合わせでの2種類を実際に作ってみました。出来上がりは写真のような感じ。食べやすく、お刺身位の厚さにスライスしてみました。お餅風は、きな粉餅そのままで、食感もいいです。チョコパン風は、もう少し甘くするとおやつとして子供にウケそうです。ただ、ココアを使うと出来上がりが黒いので、小麦粉のダマが良く目立ちます。きな粉だと黄色に白なので、ダマがあっても目立ちません。粉類はふるって入れると、ダマは少なくなると思います。(子供って見た目にうるさいから・・。)また、翌日に冷えたものを食べてもあまり固くはなりませんでした。

富山県北アルプス登山時に暴風雨で足止めをくらったことがあります。数日間身動きが出来ずに乾パンやラーメンなどの非常食で過ごしました。非常食は持ち運びや調理は簡単ですが、乾パンや水だけでは、たくさんも食べれませんし、すぐに飽きます。今回の本で紹介されていますポリ袋理法を用いれば、本格的な食事とはいきませんが、少しは明日への生きる希望が持てるのではないかと思います。上新粉はお湯で練って・・と、何とか出来上がりが想像できますが、小麦粉はキッチンで見かけても、即座に使おうとは思わないもの。一回作るのと作らないのとでは覚え方が全く違いますので、一度ご自宅の材料(小麦粉、きな粉など)でお作りされることをおすすめします。ありあわせの材料でかまいません。災害は、いつ起きるかわかりませんから・・。

実践する上で特に気をつけたい点は、ポリ袋の耐熱温度。熱湯は100度なので、耐熱温度100度以上であればいいのですが、身の回りのポリ袋が耐熱何度かは正直なところわかりません。「食品OK」のポリ袋を100枚単位くらいで購入すれば、パッケージに耐熱温度が記載されていることと思います。震災時の食料を準備するときに、ポリ袋も一緒に準備する必要があるように思います。また、ヤケドとお湯の減り具合にはご注意ください。15分間沸騰を維持するとかなり水面が下がります。

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