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2013年9月23日 (月)

おすすめの本「栃と餅」

10時3時BLOG読者の皆様、いつもご覧いただきましてありがとうございます。
あまりたいそうな記事も書いていないにもかかわらず、1年間を通じてランキング上位にある記事に「栃の実のあく抜き」があります。
今年の春に図書館からお借りした本で、栃の実に関係した民俗学の良書がありました。年末のBLOG記事作成用にメモしていた文章ですが、ちょうど皆様「あく抜き」の真っ最中だと思いますので、下記記事をUPします。ご参考までに・・。

「栃と餅」野本寛一著 岩波書店 2005年6月初版
  副題「食の民俗構造を探る」。著者は、近畿大名誉教授、柳田國男記念伊那民俗学研究所の前所長。
縄文時代以降、日本人が何を食べてきたのかを、丹念に現地調査。全文が、全国津々浦々、明治大正昭和を生きた現存する皆様からの聞き取り調査とその考察です。例えば沖縄県や長崎県の離島、宮崎県椎葉村、長野県伊那地方など。広島県で言えば旧比婆郡東城町など。訪問先は観光地ではありませんので、移動だけで丸1日ってこともあるでしょう。休みのない小旅行の連続だったことと思います。いかにして年間を通じ食料を確保し、日本人が何を食べて今日まで生き抜いてきたのか。題名の「栃」に限らず、これまで聞いたことのない植物のあく抜き法や動物や昆虫の食べかた、年間の動植物の旬が記載されています。知恵の宝庫。特に冒頭の「日本のおもてなし」の心は、一読の価値があります。本の内容は、日本全国の山村では数十年前ではあたりまえにあった行事や農作業ですが、「いま記録しておかねば正に絶滅寸前」のお話ばかりです。広島中央図書館からお借りした本ですが、「食文化」のジャンルなのであまり人目につきません。願わくば「料理コーナー」に。多くの若い人の目に触れることを希望します。

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