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2013年6月

2013年6月15日 (土)

ブレックファスト紅茶

今日は午前中、久々の梅雨らしい大雨でした。夏服のままで急に気温が下がると肌寒く感じるのでしょうか、ホットティーのご注文が多い1日でした。

さて、よくご来店されるYさんが、紅茶を持参されました。
「これもらったんだけど作ってみて。ブレックファストって朝向けって意味なん?」と。
ウエッジウッド紅茶の125グラム缶でした。
昨日も、店内の商品を見て「堂島ブレックファストって朝食用ですか?」とお客様。
「単なる名前なんだけど・・」といっても、わかってもらえそうにないので、
「ちょっと濃い赤色になりますが、飲みやすいと思いますよ。」お答えしました。
各メーカーさんが、ブレックファスト紅茶を商品名で掲げています。特徴は・・
1.水色(すいしょく、紅茶の色)が黒っぽく、
2.色のわりには渋くなく、
3.価格はお手ごろで、
4.どちらかといえばミルクティー向けの紅茶。
5.フレーバーではありません(たぶん)。
ブレックファスト紅茶とは、「イギリス人が好むような、朝1番の目覚めのための紅茶、朝食向けにブレンドされた紅茶」という意味です。ハロッズの有名な紅茶、No.14の名前で販売されている商品も、ブレックファスト紅茶です。紅茶の色がコーヒーのように黒くなるのは、日本の水道水(軟水)で淹れるから目立つのであって、現地では、もう少し薄い色のはずです。ウエッジウッドの紅茶を1杯いただきましたが、感想は「ストレートでも飲めるような渋みの少ない紅茶」でした。ブレックファスト紅茶が、必ずしもミルクティー向けではないようです。どのメーカーさんも、全般的にはガブガブ飲める飽きの来ない味に仕上がっています。
Breakfasttea 何を買おうかと紅茶の種類の迷ったら、まず「ブレックファスト紅茶」を買うことをオススメします。初心者でも飲みやすいですし、安価で、メーカーさんのブレンドの傾向もよくわかります。写真は、左から大阪ムジカティー、ウエッジウッド、ハロッズのブレックファスト紅茶。注意してほしいのは、色を見てびっくりしないこと。「紅茶の色が濃いから」と抽出時間を短くすると、紅茶の香りや味が出ていない、赤い色だけのお湯になってしまいます。抽出時間は3分から5分。パッケージ記載の時間を守りましょう。渋く感じるようでしたら、たっぷりのミルクを入れてみましょう。紅茶とミルクを、各半分ずつ位に。これで文字通り、あなた自身も紅茶党に目覚めるかもしれません。
堂島ブレックファスト紅茶は、裏メニュー。カップ350円、ティーポット450円です。
ハロッズNo.14は、カップ400円、ティーポット500円です。
ご興味のあるお客様は、お試しください。
(ウェッジウッドは、お客様の個人資産のため、ご提供不可です。)

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2013年6月12日 (水)

純粋に楽しむ心を・・

月曜日のNHKラジオ深夜便で、井上陽水さんの特集がありました。3時間。
とても面白い内容でした。7月初旬まで下記HPで聞くことができます。
http://www.nhk.or.jp/shinyabin/jyoyou.html
さて、陽水さんの歌詞について、
「リバーサイドホテル」の曲の「・・川沿いリバーサイド・・食事もリバーサイド・・」を例に、「時折、意味を成さない言葉の羅列がありますが、どういう意味でしょうか?」とアナウンサーの人が質問されていました。「メロディーにのって、ぴったりとハマった言葉で、日本語の言葉遊びに似ているので特に意味はありません。」と、陽水さん。現在のシンガーソングライターの作る歌詞は、言葉がたくさんあって、聞き手に何がしかのメッセージを伝える歌詞が多いです。「歌詞を聞くと面白いですねぇ。」と、リスナーとしては、サラっと流してほしかったのですが、時間をかけて意味について根掘り葉掘り・・あまり突っ込まなくもいいような気がします。幻滅・・。

谷川俊太郎さんの詩に代表されるような、日本語の言葉遊びを単純に楽しむという歌詞はみかけませんね。谷川俊太郎さんの詩で、例えば「カッパ ラッパ カッパラッタ・・」なんてありますが、河童がラッパを盗んだところで特には意味はありません。文字を見ても面白いし、声に出しても面白い。純粋に楽しい。それだけで十分です。

最近は、何にでも意味を求める風潮があるように思います。自店のお客様の中にも、
「サマープディングって何?」「プリンじゃないの?」「バナナティーって甘いですか?」「このケーキは何でカラメルがかかってるんですか?」「ボンタン飴のケーキって何?」など。本当に、困ったものです。「ボンタン飴のケーキ」ってノリで作ったので特に意味はないのです。美味しいし面白い。ただ、それだけのお話。単純に興味を持ったものを食べて飲んで、頭で考えずに感じてほしいのです。口に入れた瞬間に思わず「おぉぉっーー」って声を上げたり(「やばい!」でもいいのですが)、逆に声を詰まらせてうまく表現できなかったり、適切な表現方法ではないようですが文字通り「鳥肌」が立ったり、余韻に浸ったり・・。こんな体験は今の若い人はないのでしょうか。いつの間にか自店はフルーツティーのお店になってしまいましたが、フルーツティーも開店当時に遊び心で入れたメニューなんです。「レモンを入れたらレモンティー、バナナを入れたらバナナティー、美味しいですよ!」と。作り方を細かく聞かれてそれなりにお答えはしますが、フルーツの目利きの出来ない人では、真似事は出来ても自宅で再現するのは難しい。それよりも、お店で過ごす時間を単純に楽しんでほしいのです。こんな簡単なことが難しいのかなぁ・・。頭使いすぎです。

昨日のお客様との会話で「サクマ式ドロップ」の話が出ました。
「今でも売ってるんかな?」「ハッカ飴は最後まで残ったよね、子供にはハードルが高かった。」「ハッカは母が食べてた。」話が弾みました。美味しい飴は早くなくなるし、美味しくないものは残る。単純に、ただそれだけのお話。子供の方がよっぽどいい人生を送っています。

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2013年6月 9日 (日)

ブラジルの煉乳入りプリン「プジン」

サッカーのワールドカップ進出決定ということで、ブラジルの家庭菓子について、
ブラジル出身Oさんから3種類のお菓子を教わりました。
1.砂糖の代わりに煉乳を使った甘いプリン「プジン」
2.バナナのスライスとカスタードを多層にしたケーキ「バナナプディング」
3.シナモンパウダーをかけた「フレンチトースト」
今回は、「プジン」をお作りしました。簡単に作り方を・・
Brazilpurin (材料)
全卵3個
牛乳400cc
森永の煉乳1本
(チュ-ブ入り130gの牛の絵が描いてあるおなじみの商品)
(作り方)
1.牛乳を沸騰寸前まで温めます。
2.卵を溶いたボウルに、1.を少しずつ、卵を泡だて器でかき混ぜながら流しいれます。(かき混ぜますが泡立てません。)
3.2.に煉乳を丸ごと1本入れて、よく混ぜます。
4.別の鍋に、グラニュー糖と水でカラメルを作ります。(分量外)
5.お好みの型に、薄くサラダ油を塗り、4.を流し入れ、3.をこしながら入れます。
6.表面の泡をすくい取ります。
7.オーブンを150度に予熱し、6.を約40分湯煎焼きします。

出来上がりは写真のような感じです。

ブラジル本国の「プジン」は、とっても甘いそうです。
Oさんに、ご試食いただいたところ「とても懐かしい味です。これくらいの甘さだったら日本人向けにちょうどいいのでは。」とOKをいただきました。

バナナプディングは、アメリカのママの味ということで、昨年おつくりしています。
こちらの過去BLOGをご覧ください・・
http://tearoom1003.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-17b8.html

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