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2013年2月

2013年2月17日 (日)

リプトン白缶

先月、リプトン紅茶の伝統ある青缶をお店のメニューに入れたところ・・
お客様から様々な感想がありました。
「初めて見ました。」「かわいい!」・・・最近、紅茶を飲み始めた人たち
「懐かしい。」「祖母が飲んでいました。」など・・その昔、飲んでいたご年配の方々

近年、フレーバーティーのお店が広島でも相次いで出店し、毎月のように新商品が発表されるこの頃。お客様の中には、何が本当の紅茶なのか、混乱してわからない人もいるようでようです。今回の青缶で、基本となる紅茶を品揃えすることの大切さが、よくわかりました。そろそろメニューの見直しをする時期かもしれませんね。

ということで・・・
Liptondarjeeling リプトンのもう1つのエクストラクオリティー缶の白缶もお店でお出しすることに。白缶は、小さく刻んである葉(BOP)のダージリン紅茶です。カップ400円、ティーポット500円。飲み易く、あまり渋くはなりません。ダージリン紅茶を愛飲されるお客様は、ヘビーユーザーが多いので、白缶は少し物足りないかもしれません。これが標準的な紅茶の味とご理解いただけたらと思います。

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2013年2月 9日 (土)

ノンホモ牛乳のミルクティー

リプトン青缶にあわせて、昔のミルクティーを再現。
戦前はヤギの乳だったそうですが、なかなか手に入らないので、
とりあえずノンホモ牛乳を買ってきました。木次乳業ブラウンスイス500ml。
ノンホモは、脂肪分の均質化をしていない牛乳です。
木次乳業の製品は、どれも低温殺菌で、草原のような爽やかな牛乳を提供されています。今回のノンホモは、更にサラサラ。ちょっと薄い感じがします。

青缶のセイロンティーの紅茶を、ノンホモ牛乳を使ってミルクティーにすると・・
案外と相性がいいです。コクが無いサラサラ同士といいましょうか、誠に都合がいいのですね。ちょっと発見かも・・。
一般的なミルクティーの作り方の説明では、「ミルクの濃さに負けないしっかりとしたコクのある紅茶(アッサムなど)を選びましょう。」とありますが、少し見直しが必要です。「日本に出回っている成分無調整牛乳は、製品の殆んどが脂肪分の均質化行程を経た牛乳です。また、配合飼料を餌として与えるために脂肪分を多く含みます。このような牛乳を用いる場合は、アッサムなどの濃い紅茶の葉を選ぶ必要があります。」ということですね。

自宅で飲むのでしたら問題ないのですが、お店で出す場合には、お客様に説明が必要です。説明しないと、後から勘違いのクレームや風評被害が発生しそう・・。
パックの上部に少量クリームが分離しています。(スプーンですくって食べると超おいしいです。)よく振って使うようにパックに注意書きがありますが、溶けるわけではないので、ミルクピッチャーに注ぐと液面に脂肪分のカケラが浮きます。また、ロイヤルミルクティーを作ると、出来上がったミルクティーのカップ表面に油膜ができます。ノンホモを鍋で沸かす作業も若干抵抗があります。いつもご来店されて、店長とよくお話しされる常連さんでしたら問題ないのですが・・。

常備できませんが、土日あたり気が向いたら買ってきてお出ししてみます。

2月8日 大阪ムジカティーさんから紅茶入荷。先週、欠品になりました堂島ブレックファースト、アッサムCTCも届きました。
合わせて、ヌワラエリヤの紅茶も。青缶と比較してみますと・・・写真のような感じ。
Nuwaraeliya 青缶はブレンドしている紅茶なので、色は紅茶っぽいです。それに比べますと右側のヌワラエリヤの単品紅茶は、少し明るい水色で、飲んだ感じもすっきりします。どちらも新緑を思わせる香りですが、例えていえば青缶は都市近郊の雑木林、ヌワラエリヤは山間部の早春のブナ林って感じでしょうか。
通常、自店でお出ししているヌワラエリヤは、2月収穫のクオリティーシーズン(PQ)の限定品。今回の紅茶は、ムジカティーさんの定番紅茶で看板商品です。ムジカティーさんの前の社名は「有限会社ヌワラエリヤ」。私が初めて堂島地下街の移転前のお店に行った際に、飲んだ紅茶もヌワラエリヤでした。ムジカティーさんを語る上で欠かせない基本の紅茶です。メニューには書きませんので、BLOG読者様限定として、カップ350円、ティーポット450円でお出しします。ご希望のお客様は店長まで。お早めに・・。

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2013年2月 2日 (土)

畑村洋太郎氏からのメッセージ

畑村洋太郎氏。「失敗学、危険学」を提唱される工学院大学教授です。
昨年12月25日のNHKラジオ深夜便で放送されました福島原発事故調査委員会の委員長を務めた畑村氏のインタビュー内容が、ストリーミングサービスで2月11日までパソコンで聴くことが出来ます。是非、皆さんに知ってていただきたい内容です。これからの100年後の未来の安全安心に向けて、すべての日本人(一人ひとりの個人)が何を考えていくべきかの指針が述べられています。約37分。

NHKラジオ深夜便のHPストリーミングサービスへ。
http://www.nhk.or.jp/shinyabin/jyoyou.html

 

PS・・3月8日
上記ストリーミングサービス終了しましたが、ほぼ同じ内容の畑村氏の著書がありました。
「未曾有と想定外」 講談社現代新書2117 2011年7月初版
調査委員会就任前に書かれた本です。写真図解入りなので音声のみよりわかりやすいです。是非ご一読を。

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2013年2月 1日 (金)

懐かしのバタークリームケーキ 150円

リプトン青缶の到着にあわせて、懐かしいバタークリームを使ったケーキをお作りしました。生クリームがまだ珍しく高価なもので、ケーキ自体がお誕生日ケーキやクリスマスなど年に数回のお楽しみだった頃。ケーキといえばバタークリームを塗ったケーキでした。黄色く固いクリームが表面にコテコテに塗ってあり、すぐにひび割れの入る固いケーキ。甘く美味しい記憶はありませんが、それでもお楽しみでした。当時のバタークリームが美味しくなかった理由は、バター100%ではなくショートニングなど混ざり物が入っていたため。バター自体も貴重品だったのでしょう。今回、美味しいバタークリームケーキをお店でお作りしました。昔の記憶を覆す味で、ちょっと美味しいのができました。150円です。

1.バタークリームの作成
色々レシピがあるようですが、今回は50度の湯煎でメレンゲを立てるスイス式メレンゲに、バターを混ぜ込む方法を採用しました。
(材料)バター70グラム
グラニュー糖40グラム
卵白1個分
(作り方)1.バターを小さく刻んでおきます。30度くらいで混ぜ込むのが良いそうなので、耐熱容器にいれ、レンジで10秒くらい温めておきます。
2.鍋にお湯を沸かして50度くらいに保ち、湯煎しながら卵白とグラニュー糖でメレンゲをたてます。メレンゲが50度になったら湯煎から外します。絶えずハンドミキサーで混ぜつつ30度まで温度を下げます。きめの細かいメレンゲが出来ます。
3.2の中に、1.を数回に分けて入れ、そのつどよく混ぜます。白いきれいなクリームが出来ます。

Buttercreamcake 2.スポンジケーキの作成(直径18cmの丸い金型1台分)
(材料)薄力粉80グラム
ココアパウダー20グラム
全卵3個
グラニュー糖100グラム
(作り方)1.粉類をあわせ、2回ふるっておきます。
2.全卵3個とグラニュー糖で、湯煎をしながら共立て。
3.2.に1.を数回に分けて入れ、そのつど泡だて器で混ぜます。オーブンペーパーを金型にセットして生地を流しいれます。
4.オーブンを160度に予熱後、3.を30分焼きます。
5.焼きあがったら、常温まで冷まし、バタークリームでデコレーション。

今回は、2月になるのでココアパウダーを混ぜてみました。バタークリームとチョコは相性がよさそうです。写真の奥は伊予柑のマーマレードです。お皿の横に添えてお出しします。

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