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2011年11月24日 (木)

100円ショップ・ダイソーの「アルミ製急須」

注意!
本急須を購入しますと、「取扱い上のご注意」と題した注意書きのタグがついています。「小さいので安全のため火にかけないでください。急須としてのみご使用ください。」と明記してあります。そのほか、8項目にわたっての注意事項のオンパレードです。金属部分の縁の仕上げが粗いのでしょうか、「フチ面でけがをされる事も考えられます。ご注意の上後使用ください。」「ご使用前には必ず、ひび割れ、破損などの不具合がない事を確認してください。」「ヤケドの危険について」など。
更に、免責についても、「申し訳ございません。本品使用により生じた損害や、逸失利益・第三者のいかなる請求についても、当社では負いかねますので、あらかじめご了承の上お買い求めください。」と、ご丁寧に明記されています。誠に申し訳ありませんが、以上ご承知おきの上で、本BLOGをご覧いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

・・・・・・・・・・・・・・さて、ここからが本文です。・・・・・・・・・・・・・・
100円ショップって、違うお店に行くと、品揃えも少しばかり違っていて面白い。
で、今回は広めの店舗、広島土橋店をうろうろしていましたら、アルミ製の小さな急須を発見しました。紅茶用に最適です!1個購入しました。105円也。
なぜ最適なのか?と申しますと、なんといっても軽いのです。
経験上、紅茶を淹れるのは、肉厚の重たいティーポットより、軽めのティーポットのほうが美味しく抽出できます。理由は、過去BLOGをご参照ください。http://tearoom1003.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-1063.html

Kyuusu1 このたび購入しましたアルミ製急須は、容量は満杯で約500cc強。重さを測ったら、77グラムしかありませんでした。たぶん容量500ccサイズの急須では最軽量でしょう。ステンレス製よりもアルミ製のほうが軽いです。しかも、急須表面に塗料が塗られていません。持ち手部分に合成樹脂のコーティングがされていますが、使い方によっては直火での使用が可能です。早速、紅茶を淹れてみました。通常のティーポットとしての使い方(予熱して・・・)でも、もちろん美味しく紅茶を淹れることができるのですが、今回は通常とちょっと違う、直火にかける方法で。各人実施される場合には、くれぐれも自己責任でお願いします。特に火加減と火傷にご注意ください。

水から沸かしてもいいのですが、お店には沸騰寸前のお湯がありますので、まず最初に、そのお湯をアルミ製急須に360cc注ぎます。次に、その急須を弱火のコンロにかけます(注意!火傷に注意して、必ず弱火で!)。沸騰したことを確認したら、すぐにコンロから離し、お好みの紅茶の茶葉を6グラム投入します。急須の底が非常に熱くなっていますので、急須をテーブルに置く場合には、急須の底に敷く鍋敷き(コースター)が必要です。蓋をして待つこと3分。熱が逃げやすいので、ティーコージ(なければタオルでもOK)をかぶせ保温しましょう。3分後、美味しい紅茶の出来上がりです。お味のほうは・・、水色(すいしょく)、香り、味、どれをとっても全く申し分ありません。産地ごとの茶葉の特徴がはっきりくっきりと最大限抽出されていて、非常によくわかります。また、重さ77グラムという軽さであれば、ティーカップ1杯分の少量でも、同様の方法でおいしい紅茶に仕上がります。お湯180cc、茶葉3グラム、蒸らし時間は3分間です。
この直火の方法で気をつける点は、ティースプーンに湯気がかかってしまう点。通常の手順の「(予熱後にお湯を捨て、)空になった急須に茶葉を入れ、熱湯を注ぐ」の部分が、「急須の中のお湯が沸騰した事を確認して、急須の中に茶葉を入れる」に逆転します。茶葉をティースプーン2杯使う場合、1杯目の茶葉を投入したら、スプーンに湯気が付着してしまいます。そのまま2杯目の茶葉をすくおうとすると、ティーキャディー(紅茶の缶)の中の茶葉に湿気が入ってしまいます。茶葉を取り扱う際、ティースプーンが乾燥していることを確認するのは、紅茶を扱う上で非常に重要。湿ったティースプーンを乾いた布で拭く、あらかじめ茶葉6グラムを別の小皿に用意しておく、2杯目の茶葉をすくう際は新たな乾いたティースプーンを使用するなど、何らかの工夫が必要です。
実務上、注ぎ口が洗いにくいなど、使っていてわずかに扱いにくい点はありますが、私の今までの経験からすると、今回のダイソーのアルミ製急須は史上最強の急須です。しかも105円!

昔の自動車レース(今のF1レース)での出来事。わずか1キログラムオーバーの車重規定をクリアするために、メルセデスチームは車体の全ての塗装を剥がす作戦をとりました。アルミニウムボディーにゼッケン番号のみを記した車は、そのレースで見事に優勝。矢のように速い銀色の車は、シルバーアロー(銀の矢)と称されます。今年のドイツのF1チーム、メルセデスGPの車の色も銀色が主体ですし、市販のベンツの車の色も銀色が多いですね。今回の塗装されていないアルミ製急須は、例えて言うなら「紅茶界でのシルバーアロー」です。

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コメント

はじめてコメントします。

探したのですが見つけれませんでした。残念です…ショボン。

投稿: ぐぃ。 | 2011年11月28日 (月) 15時07分

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