100円ショップ・ダイソーで揃える紅茶グッズ
前回、前々回のBLOGでご紹介しました100円ショップの2つの商品、ティーコージ、アルミ製急須ともに、とってもいい商品でした。そこで今回は、おいしい紅茶を淹れるのに必要と思われるその他のグッズを100円ショップで探し、紅茶器具1セットを揃えてみました。初心者向け、やさしい解説付き。
茶漉し・・・網目の最も細かい商品を選び、取っ手があり、持ちやすいものを。
大きさ、形、取っ手の有無、網目の細かさなど、様々な商品が並んでいます。紅茶の茶葉(リーフティー)の大きさには、大中小とありますが、最も小さな粉末のような茶葉(BOPF ファニングス)を濾すには、網目の非常に細かい茶漉しが必要です。
また、茶漉しは、急須の内側にセットするのではなく、急須からティーカップに紅茶を注ぐ時に使います。乾燥した茶葉は、抽出時に水分を吸ってよりが戻ると、何倍にも膨らみます。特に大きな茶葉(OP オレンジペコ)の場合、急須に茶漉しがあると、茶葉のよりが戻る時、その動きを妨げてしまいますので、茶葉が広がらず、茶葉の特徴が十分に抽出されません。急須には茶漉しをセットしないほうが、紅茶の茶葉がお湯の中を自由に動きまわれます。その結果、おいしい紅茶に仕上がります。
カップ・・・比較的口径が広めのもので、カップ内側に何も模様が施されていないシンプルな白地のカップを選びました。ソーサー付。
3分間、同じだけの時間を蒸らした紅茶でも、色の出方は文字通り色々で、真っ赤な紅茶もあれば淡い橙色のもの、珈琲と間違えそうな黒に近い色の紅茶もあります。この出来上がりの紅茶の色のことを水色(すいしょく)といいます。紅茶の産地、収穫時期によって水色は様々で、紅茶の楽しみ(評価基準)の1つです。それには、カップ内側が白く、何も模様のないものがベストです。もちろん、ご自身のお好みのマイカップがあれば、新たに購入することはありません。
ミルクジャグ・・・牛乳入れ。容量50から100cc程度のものがいいでしょう。写真のミルクジャグは、片口ふうで50cc入り。
紅茶をティーポットで淹れるときは、基本的には1回でティーカップ2杯分以上を作ります。たくさん作るほうが、紅茶抽出の適温100度に近くなり、おいしく仕上がるのです。でも困ったことに、2杯目の紅茶は1杯目より濃く渋くなります。実は紅茶好きの人は、この2杯目の濃い紅茶が大好きなのですね。どうするのかといいますと、美味しく飲むためにたっぷりの牛乳を使い、ミルクティーにします。濃い紅茶と牛乳を半分半分くらいに混ぜますと、今まで味覚の邪魔をしていた渋みの感じが和らぎ、渋み以外の紅茶本来のおいしい成分が口の中で浮かび上がってきます。紅茶専門店では、ミルク入れたっぷりの牛乳が、紅茶の入ったティーポットと一緒にテーブルに。紅茶通のお客様は、おおかた全部の牛乳を使い切ります。
これで、アルミ製急須(ティーポット)、ティーコージ、茶漉し、ミルクジャグ、カップが揃いました。以上5品、総額525円です。この5点セットに加え、紅茶の茶葉と熱湯、ゆとりの時間があれば、あまり紅茶を淹れる経験がなくても、かなりおいしい紅茶が飲めるはず。
後は、紅茶の茶葉の品質と、ご自身の好みになります。
1店舗では揃わないかもしれませんが、何軒か回ってお買い求めいただけたらと思います。ちなみに、写真のなかのステンレス製トレイも105円でした。
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