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2011年7月13日 (水)

自然光のもとで見る紅茶の色

5月末にUP予定でしたが、諸般の事情により延び延びになってしまいました・・。

5月22日産経新聞の朝刊6ページに、興味深い文章がありました。
画家の絹谷幸二さんの「電力危機でみえるもの」というタイトルのコラム記事。
節電に関連して、「暗くなってかえって見えてくるものがあるのでは?」と。自然光とLED電灯の光の質について比べ、絵画の見え方について語っていらっしゃいます。
少し引用させていただきますと、
「・・アトリエの構造も、自然光が多量に入る南窓とし、天窓をもうけた。窓には薄く白いカーテンを配し、予備の電灯は自然光に近いLEDのカクテル光線とし、夕方、自然光がよほど部屋が暗くなるまで使用しないことを心がけている。
 このような配慮で、どんなことが立ち現れるかというと、それぞれの色彩の“奥行き”が発見できて、豊穣(ほうじょう)で微妙な色彩の組み合わせができるようになった。電灯の光では、見えているようでいて、実に多くのものを見落としているのだ。そんな光の下で描かれた絵は「形だけ」「面だけ」の薄っぺらなものとなる。・・」
全文はこちらをご覧ください・・・http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110522/dst11052202590001-n1.htm

さて、紅茶の色の見え方のことを水色(すいしょく)といいます。
ダージリンやヌワラエリヤが、煎茶に近い橙色だったり、アッサムが濃く深い赤色だったりという色の出具合。産地や収穫時期が違いますと、出来上がりの紅茶の色も違います。
今回のコラムを読んで改めて思ったのは、自然光(太陽光)のもとで見る紅茶の色と、屋内の照明設備のもとで見る紅茶の色は、やはり違うということ。電球色の蛍光灯や白熱電球など自然光に近い照明器具はたくさんありますが、自然光にはかなわない。10時3時のお店は、2階にあります。3方向がガラス張りという珍しいお店のつくりですが、おかげさまで自然光がとってもよく入ります。(直射日光は夏場の早朝と夕方に入りますが、ごくわずかな時間です。)自然光が存分に入るというのは、今思ってみても喫茶営業主体の紅茶屋さんには、贅沢この上ない条件です。屋外での紅茶の輝く様は、開店前にキャンプ場で頻繁に紅茶を飲んでいたので、よく知っていました。紅茶のお店を出すのであれば、お昼営業のお店にしよう、天窓があるといいなぁと思っていたぐらいですから。4月に某会社の紅茶教室が屋外で開催されたときも、改めて自然光(太陽光)の偉大さを感じました。
「自宅で紅茶を飲むより、お店で(10時3時)で飲んだほうが美味しいのはなぜでしょう?」お客様から時々ご質問があります。「自分で紅茶を淹れるより、ほかの人が淹れたほうがおいしく感じるものです。たぶん、ご自宅でもこちらと変わりなく、美味しい紅茶が出来ているはずですよ。」と、いつもお返事するのですが・・。案外と、紅茶の淹れ方自体の良し悪しではなく、お客様のご自宅での自然光の入り具合が原因で、紅茶の色の見え方、輝く度合いが違うのかもしれません。見た感じの紅茶の色も、大切な美味しさのうちですから。ご自宅での紅茶のひとときも、時々は屋外のお庭やテラスでっていうのも何か発見があっていいかもしれませんね。「天気のいい日は屋外でティータイム!」オススメします。(日焼け止め・紫外線対策はお忘れなく。)

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