「極める!紅茶学」第4回 アフタヌーンティー
「極める!紅茶学」最終回は、本場イギリスのアフタヌーンティーと作法についてでした。あんまり堅苦しいマナーは無しがいいですね。ここは日本ですから。
早速、レモンカードのヴィクトリアサンドイッチケーキをおつくりしました。
パウンドケーキ(バターケーキ)の真ん中半分を切って、レモンカードと生クリームをはさみ、仕上げに粉砂糖をふりかけます。レモンカード(Lemon curd)は、レモン味のバターキャラメル(今の若い人は知らないかも・・)のようなとろりっとしたクリームです。10年ぶりくらいにおつくりしました。久しぶりに食べますと、とってもおいしいのですが、ちょっと高カロリーかも。1ピース150円。お試しください。
簡単にレモンカードの作り方をご紹介。
(材料)レモン果汁1個分(約40cc)、砂糖60グラム、無塩バター50グラム、卵黄1個(全卵1個を使うレシピもあります。)
(作り方)材料全部を、40度くらいのお湯の湯煎にかけ、全部溶かします。全部溶けたら、必ず裏ごしして、今度は強火の湯煎にかけます。固まらないように絶えず木べらでかき混ぜます。(約10分間くらい。)とろりっとしてきたら火を止めます。冷めたら保存容器に入れて冷蔵庫へ。約10日間保存可能です。
毎年、何名様か「アフタヌーンティーセットがありますか?」と尋ねてこられます。
「ケーキ、スコーン、サンド、紅茶、全てご用意できますが、3段重ねのお皿のスタンドはありません。」とお返事をすると、ほぼ100%のお客様はお帰りになられます。
「3段になったお皿で!」がポイント。午後の時間を優雅に過ごすのが目的のようです。あいにく、自店はテーブルも小さく、優雅に過ごしていただけるだけのスペースはありません。植木鉢はありますが、テーブルにお花を飾ったりはしていませんし、品定めをするような高値な食器も揃えていません。有田焼きティーカップは、そこそこのお値段のものを使ってはいますが、どうも広島人は食器の目利きができないようです。わかるのはブランド名の書かれている有名メーカーの食器と萩焼。広島市立の小学生は、修学旅行で萩に行きます。萩焼だけはわかるようです。その点、九州出身の方は、窯元に近いので食器に詳しいですね。
もともと自店は、優雅な空間を演出している「非日常空間」のお店ではありません。どちらかといえば、よくムジカティーさんの言われるところの「日常茶飯」のお店。普段使いのお店です。従いまして、開店当初から「アフタヌーンティーセット」というメニューはありません。ご希望のお客様は、誠に申し訳ありませんが、他店をご利用くださいますようよろしくお願い申し上げます。美味しいかどうかは知りませんが・・。
PS・・先週土曜日の午後の再放送をご覧になったKさん。早速、新しい言葉を覚えたそうです。「パンジェンシー」・・・「心地よい渋みが余韻として残る」って感じでしょう。リプト○の紙パック入りの甘いだけの紅茶飲料よりも、少々渋みのある商品のほうが個人的には賛成です。これまでは唯一、大塚のジャワティーしかありませんでした。甘いだけの紅茶に飽きてきたって事でしょうか?
磯淵氏のHPより・・http://www.dimbula.com/?eid=1615608#comments
磯淵氏が、さりげなく語った言葉でしたが、何を隠そうキリンビバレッジの「午後の紅茶」の新商品の大事なキーワード!ちゃっかりNHKの全国放送で、「午後茶」の商品コンセプトをPRをされています。日本国民、知らないうちに、洗脳されています。恐るべし「午後茶」。
午後の紅茶の新商品HP・・http://www.beverage.co.jp/company/news/page/news2011062701.html
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