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2011年4月12日 (火)

紅茶選びのポイントは?

前回のBLOGの続き・・。紅茶を買うときのポイントについて。

「濃くなっても渋くならない紅茶が飲みたいのですが・・」とのご質問でした。
ご質問を受けて感じることは、「色々なメーカーさんの紅茶にTRYすることが、皆様あまりないのでは?」ということです。アールグレー紅茶を例にとっても、10社あれば10社それぞれ。ベースになる紅茶も違えば、着香(香り付け)も違います。ただ、メーカーさんの方針というのは、各社それぞれに一貫した部分(ポリシー)があるようです。
例えば、ムジカティーさんは、「渋み」を積極的に肯定されていますので、ミルクティー向けの紅茶が多いです。また、全国展開されている「ルピシ○」さんなどは、濃くならず渋みもあまりありませんので、ストレート向けが多い。このようなメーカー各社の傾向が事前につかめていれば、ご自分の好みにあった紅茶に早く出会えるでしょう。

また、紅茶の渋みについては、茶葉にどれだけ日光が当たっているかが関係します。
日本には、玉露という日本茶があります。甘くまろやかなお茶です。玉露は、茶葉に日光が当たらないように、茶木に「よしず」をかぶせて栽培します。紅茶も同じ。「よしず」の役目は霧が代行します。だから「霧の紅茶」という言葉が生まれます。(「霧の中の水分を茶葉が直接吸収することにより茶葉の中の養分が増す」と書かれた記事もありますが、ちょっと説得力に欠けます。)紅茶を買うときに、どのような茶葉が入っているのか、サンプル茶葉をよく見ましょう。日光の殆んど当たっていない新芽(チップ)の多く含む茶葉のパックは、渋くはなりませんが、収穫量が限られるのでお値段は高め。紅茶初心者には飲みやすく贈答品向けですが、紅茶通には物足りないかもしれません。逆に、新芽の少ない紅茶のパックや、CTC加工されている紅茶(葉肉の厚い成長した大きな葉を加工します)は、安価で普段の日常紅茶向け。紅茶のコクも渋みも兼ね備えた、ミルクティー向けになります。つまり、白色(シルバーチップ)や茶色(ゴールデンチップ)の新芽を多く含む紅茶のパックは、あまり渋くはならないでしょう。逆に、新芽があまり入っていない(極端な例でいえば茎の部分が多い)紅茶のパックは、ミルクティー向けになります。

茶葉の色にも注目してみます。ダージリンやヌワラエリヤなど緑色っぽいものは、ストレート向け。アッサムなど黒っぽい濃い色をしている茶葉はミルクティー向けです。アッサムでも数種類のサンプルがあれば、色の濃さを比べましょう。ファーストフラッシュアッサムなど、茶葉の色が赤色に近いものであれば、ストレートでも大丈夫。

更に言えば、煎茶などは茶葉を噛んで甘さを判断します。もし可能であれば、ダージリン紅茶は、茶葉を口に入れて噛んでみましょう。(よりのかかった葉っぱ1枚でいいです。)渋みの多い茶葉は、噛むほどに渋みが増し、甘い香りのする茶葉は、噛むほどに甘みが増します。経験上、噛んだ時の香り、味、渋み、頭に浮かぶイメージそのままが、抽出時に紅茶となってあらわれます。とても面白いですよ。

違うメーカーさんの紅茶や、違う産地の紅茶など、新しい紅茶を飲むたびに、「紅茶も色々」というのが実感できると思います。同じ産地でも収穫時期で香りや味が違います。実際のところは、ご自身の好みに出会えるのはまれで、好みに合わない(ハズレの)紅茶が多いのも事実です。知らないメーカーさんの紅茶を買うのはちょっと勇気がいりますし・・。でも、ハズレにめげず、ぜひ色々な茶葉をお試しになり、新たな一歩を踏み出してみてくださいね。全ては経験です。

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