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2011年4月

2011年4月20日 (水)

メニュー選びに迷ったら・・

年度初めで、また、TJひろしまに掲載されたということもあり、初めてのお客様が多い4月ですが、この頃、唐突な質問が多いので、困惑しています。

メニューも見ずに「なにがオススメですか?」なんて聞かれますとね・・。

何を目当てにご来店されたのか、お客様の意思がまったく伝わってこないのです。
たぶん紅茶でしょうけどね。たまに紅茶以外だったりします・・・。

ご存知の方も多いかと思いますが、
飲食店でメニューに迷ったときの選び方をちょっとご説明します。

1.メニュー表示の1番上に書いてある商品を注文する。
飲食店では、メニューの1番上にお店のオススメ品が表示されています。ご注文しやすいお値段に安く設定してあり、コストパフォーマンスのかなりいい(裏を返せば、お店側にとっては利幅の少ない)一押しの商品。これを頼めば、お店のコンセプトがよくわかる的な1品といえます。例えば、10時3時のメニューですと、次のようになります。

紅茶・・セイロンティー CUP320円、POT400円(ミルク付き)
全国探しても、ティーポットの紅茶が400円のお店が果たしてあるでしょうか?
また、自店で当たり前にご提供しているリーフティーのCUPの紅茶も、実は当たり前ではなく、全国的に見ても珍しいサービスです。(特許がないとできません。)

バリエーションティー・・ハーブブレンド POT500円
自店で唯一ブレンドしているお茶。もともと花粉症対策で開業前から飲んでいるオリジナルブレンドです。喉が痛いとき、お疲れのときにオススメです。

フルーツジュース・・グレープフルーツ 400円
1個丸々のグレープフルーツを搾り、果肉があれば、果肉もそのまま取り出してグラスに入れてテーブルへ。春に出回っているフロリダ産は、果汁が多く(搾った後は、あまり果肉は残りませんが)一押しです。

ハーブティー・・カモミール POT400円
初心者でも飲みやすいハーブティーです。少し眠くなりますが、風邪の諸症状に。

コーヒーなど・・ホットコーヒー 350円
広島駅近くの珈琲堂のブラジルストレートを使用。
年齢を問わずどなたにも飲みやすいコーヒーです。

お食事など・・手作りスコーン 2個300円
旬のジャム2種類をお添えして。各所のテイクアウトスコーンとは全く違う美味しさ。

2.黒板、ホワイトボードに書いてあるメニューを注文する。
定番メニューとは別に、今日のおすすめメニューとしてお店の入り口に表示してあることが多いです。お買い得な日替わりランチや、季節のケーキだったり、入手困難な商品だったりします。飲食店は、農産物、生鮮品を扱います。よい食材が入れば臨時メニューでも作って、美味しいうちにお客様にお出ししたいのが料理人たるもの。

3.ご自宅で飲んでいる紅茶の銘柄と同じものを注文する。
いつもの自宅での味と、お店の紅茶の味を比べると、今後とも末永くお付き合いすべき店なのかどうかが判断できます。特に、アールグレーなど香料を使用したお茶を愛飲されているお客様は、この方法がオススメです。

4.メニューにないものをとりあえず言ってみる。
チェーン店では無理だと思いますが、材料があれば、小さなお店だったらある程度可能です。どんな感じの商品を望んでいらっしゃるのかを具体的にお話していただけたら、お店側も意図を察してご提案します。ぴったりではないにしろ、お望みに近い商品をお出しできるはずです。例えば、アイスチャイ。夏によくオーダーがあります。一通り熱々のチャイをお作りしたあとで、ステンレス製のボウルに移し、薄まらないようにボウルの下から氷で冷やします(湯煎の逆です、冷煎)。出来上がりまで少し時間がかかるので、正式なメニューではありませんが、お客様、お店側の双方で、お時間に余裕があれば、お作りできます。
いきなり初対面でメニューにないオーダーをすると、お店によってはあからさまにイヤーな顔をされる場合もあります。店員さんの忙しいときはやめたほうがいいかも・・。くれぐれも、その場の空気をよんでオーダーされますように。

美味しいものに出合えるかどうかは、お客様とお店との双方の「コラボレーション」によるところが非常に大きいです。お店と上手におつきあいしながら、美味しい出合いを広げていきましょう。

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2011年4月 9日 (土)

ハロッズの紅茶「ブレンドNo.14」

「濃くなっても渋くならない紅茶が飲みたいのですが・・」と、お客様からご質問です。

答えるのが難しい質問です。一般的には、ティーポットで2杯目を飲もうとすると、濃くなると同時に渋みも増します。紅茶には、ある程度の渋みがあったほうが飲みごごちがいいような気がしますが・・。コンビニなどの小売店で市販されている紅茶飲料(実態は砂糖水です)は渋みを感じない製品がほとんど。皆さん渋みはお嫌いのようです。渋みは牛乳加えてミルクティーにすれば、文字通り丸く収まりますが、ミルクが苦手な人もいらっしゃるようですし・・。
「タンニンの含有量の少ない茶葉を選びましょう。」ということになります。

昨年末にご紹介しましたオーストラリア紅茶「NERADA」などは、オススメですが入手が難しい。一般的にいえば、イギリス(または旧英国領)でブレンド、パッキングされている紅茶がいいのではと思います。具体的には・・
よく見かけるトワイニングの紅茶は、総じて2杯目も軽めで、あまり渋くはなりません。ストレート向け。
ハロッズの紅茶は、水色(すいしょく、出来上りの紅茶の色)は、真っ黒で見た目は渋そうですが、濃くなってもあまり渋くなりません。どちらかといえばミルクティー向け。
フォートナムメイソンは、その中間あたり。
そのほか、各社ありますが、総じて水色の濃いわりに渋みは少なく、ガブガブ飲める紅茶が多いです。
Harrods14写真は、ハロッズの代表的な紅茶「ブレンドNo.14」。このあたりから新しい紅茶のおいしさに触れて見られてはいかがでしょうか?(手前が最近の缶、奥は昔の缶です。)
10時3時でも、裏メニューですが、ご用意しています。
カップサービス400円、ティーポット500円です。
ご利用ください。

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2011年4月 5日 (火)

イチゴの保存方法

そろそろ美味しいイチゴが出回る時期。今日は、イチゴの保存方法について。

小売店で買ったパックのまま、そのままを冷蔵庫に入れていませんか?
最近のパックは、イチゴが綺麗にならべてあり、産地からのトラック輸送中の振動で崩れないよう、表面の透明フィルムがかなり強めにはってあります。イチゴ同士がぶつかり合って、あまりよい環境ではありませんね。例えていうなら、満員電車に乗っているようなもの。しかも、目的地についてもドアが閉まったまま。これではイチゴさんもストレスが溜まります。

そこで、自宅に戻ったら、イチゴを一旦パックから出してあげましょう。なぁーんだ簡単じゃんと思われるかもしれませんが、これだけでかなり日持ちが良くなります。(鮮度の良いうちにいただくのが原則はありますが・・)パックをばらして、つぶれかかったり、果汁が出ていたりしているのがあれば、そういったイチゴを先にいただくのもいいですね。果汁が出たまま放置した場合や、パックの内側に水分が残っていたりすると、数日後にカビが発生したたり傷みやすくなります。
輸送中にイチゴがつぶれるのは、完熟イチゴの証拠。詳しくは、美味しいイチゴの見分け方のBLOGをご参照ください。・・http://tearoom1003.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_63fd.html

Toyonokaichigo 写真は、熊本産の「とよのか」イチゴ。近年、販売されている品種は「あまおう」など固いイチゴが主流ですが、「とよのか」は、果汁が多くて果肉が柔らかく、つぶれやすいので要注意。

これから気温が上昇するので、ぜひお試しください。

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2011年4月 1日 (金)

ロンネフェルト紅茶「アイリッシュモルト」

どうも気になる方が多いようなので、ロンネフェルト紅茶を調達してきました。

Irishmalt 「アイリッシュモルト」
アッサムティーをベースにしたフレーバー紅茶です。原材料名にカカオ・香料と表示されています。香料の部分が「アイリッシュモルト」のウィスキーの香りです。
1杯目は、カカオのチョコレートっぽい香りが強く出ます。ストレート向け。モルトウィスキーの香りはほんのわずかです。
2杯目はカカオの香りが少し控えめになります。アッサムベースですが、あまり濃くはなりません。ミルクを入れなくてもそのままストレートで大丈夫。ミルクを入れるとしたらほんのわずかに入れる程度でしょう。
香りは、例えて言えば「ウイスキーボンボン」をかじりながら紅茶をのんでいるような感じです。(本当にお酒が入っているわけではないので、酔うようなことはありません。)
気になる方は、お早めにお試しください。
「アイリッシュモルト」カップサービス400円、ティーポット500円です。

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