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2011年3月20日 (日)

偶然は必然。私と紅茶 その4

日本全国を飛び回るお仕事が4年半続いた後、設計のお仕事で東京に1年間行くことになりました。本社と阿佐ヶ谷のアパートとの往復。毎晩自宅で過ごすことになるのですが、部屋の中が殺風景なので引っ越して早々、植木鉢を数鉢買ってきました。ところが、水やりの時、上手にいかないのでステンレス製の400mlくらいの容量の急須を買ってきたのですね。これが、後のリーフティー紅茶用の愛用ポットになります。

引っ越して、数ヶ月後、大阪ムジカティーの堀江氏の著書「紅茶の本(初版)」に出会いました。確か吉祥寺の本屋さん。そのなかの、紅茶の道具だての項目の冒頭にこのようにあります。(決定版では89ページ)「この本の最大のテーマは、ポットを使って紅茶をいれる。これにつきるわけです。・・・」
読んでいて、ほー!本当?っていうのが正直な感想でした。で、前述の水やり用のポットが紅茶用と兼用になったのです。2杯目の濃い紅茶は、ミルクティーにするというのは、既にティーバッグのときに経験済みだったので戸惑いはありませんでした。ただ、色々なリーフティーを飲んでいくうちに、同じ名前(例えばアッサム)でも、コクのあるなし、渋みの強弱などがあることがわかるようになります。茶葉によってこれほど味に違いがあるとは思いませんでした。高価なものがおいしいとは限らなかったり、逆に茎などを含む低価格の茶葉のほうがミルクティーにするとおいしかったりと、発見することも多かった。時には、自分で淹れた紅茶が本当に基準どおりの味が出ているのか、わからなくなったり・・。
東京の紅茶専門店めぐりも徐々にはじめ、広島と東京の往復時には大阪で途中下車してはムジカティーさんに立ち寄ったりする始末。会社の机の引き出しには、myマグカップ、ティーバッグ紅茶数種類と、クッキーなどのお菓子が常備。朝、昼、3時(+残業時は社員食堂での夕食後)はティータイム。会社には常に熱湯が出る給湯器があり助かりました。
(当時、東京で通っていたお店は、新宿高野のインディアティーセンター、神田駿河台のアッサム、吉祥寺ティークリッパーなど。今もあるのでしょうか・・・。)

Kettle 紅茶用のティーポットではなく、ステンレス製の急須を使ったのは、偶然ながら、色々な紅茶(リーフティ-)の味の違いを知るには、大変によかったと思っています。軽いステンレス製のほうが陶磁器製品より予熱が簡単なのですね。
写真は、愛用していた急須とマグカップ。急須の注ぎ口は、コーヒー抽出用に(細くも太くも注げるように)、ペンチで加工してあります。

詳しくは次回BLOGにて。

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