オレンジジュースは「トロピカーナ」
クッキングスクールで、フルーツの授業がありましたので、今回はオレンジについて。
一般的なオレンジの見分け方としては、橙色の濃いオレンジを選び、いい香りがするもので大きなもの、重たいものがいいでしょう。この頃は円高傾向なので、スーパーにいきますと、1個80円位とかなり安く販売されています。
オレンジは、おへそのある「ネーブル」と、おへそのない「バレンシア」に大きく分かれます。季節によっては、小売店の店頭に2種類が同時に並んで売られているときがあります。どちらにしようか買うのに迷ったら、果汁を絞るなら「バレンシア」を、果肉を食べるなら「ネーブル」を選ぶとよいでしょう。「バレンシア」のほうが果汁がたくさんあり、1個で100cc位の果汁が搾れます。「ネーブル」だと70cc程度しか搾れません。逆に、ランチやお弁当のデザートで、カットフルーツとして添える時などは、果肉が密な「ネーブル」のほうがいいでしょう。
先週、コンビニでPETボトル入りのトロピカーナのオレンジジュースを発見しました。400cc入りで147円。今回見つけたPETボトル入りは、パッケージの説明書によりますと、このまま冷凍庫に入れて凍らせてもいいそうです。これから夏にかけてとっても便利です。(従来のPETボトルの製品では、そのまま冷凍すると、たぶん爆発します。)
これまでよく見かける紙パック入りは250cc入りで98円。紙パックの製品には、パッケージに「オレンジ2個分」と表記してあります。親切ですね。オレンジを2個買うと、1個80円だと160円しますから、ジュース目的ならトロピカーナを買うほうがいいかもしれません。
トロピカーナジュースは、濃縮還元ではありますが、お世辞抜きに美味しい。その他の市販の安いオレンジジュースはパッケージに「あふれる果実感」と表示していながら、実際はラベル表示で香料入りだったりします。「感」だから別にいいんですけど・・。
トロピカーナジュースには、少し思い出があります。昔々、お仕事でアメリカ・テネシー州に2ヶ月あまり滞在して、自炊生活をしていたことがありました。アパートの隣のスーパー(といっても500メートルくらい離れていますが)で、よく買っていたのがこのトロピカーナジュース。オレンジとグレープフルーツがありました。当時はまだPETボトルはなく、ハーフガロン(約1.8リットル)の重たいガラス瓶入りで、2ドル弱くらい。1リットル100円と覚えています。車がなく徒歩でアパートまで持って帰ると、瓶入りトロピカーナは腕が抜けるほどに重い。それでも美味しいから毎回買ってしまうのですね。それにしても週2回程度のスーパーでの買い物は楽しかった。日本では見かけない細長い酸味のあるりんごが1個99セント、食パン2斤も99セント。じゃがいもやたまねぎは、1ポンド(約450グラム)が○ドル○セントと表示されています。売り場そばの秤(はかり)に野菜をのせてラベルシールを出力してレジに持っていきます。(こうした生活をすると「ポンド」という重さの単位が、辞書や頭の中ではなく体の中に入っていきます。)牛肉も1ポンドの塊が4.5ドル、つまり100グラム100円。鶏肉は更に安い。テネシーは内陸なので鮮魚はなく、なまず(キャットフィッシュ)のフライ程度。(フィッシュバーガーの中身はなまず。淡白な白身で美味しいです。)見るもの全てがビッグサイズ。にもかかわらず、物価の安さにびっくりの生活でした。お肉は、自宅で自分で好きな厚さにスライスして、毎晩ステーキにします。日本に戻って数年たち、キリンビバレッジがトロピカーナジュースの販売を始めました。また、滞在中によく飲んでいたのがセレッシャル社製のハーブティー「スリーピータイム」。こちらも、数年後にUCCが販売を始めています。
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