先週の金曜日、大阪からご来店のAさんから15周年のステキなプレゼントがありました。Aさんありがとうございます。
オーストラリアの紅茶「NERADA(ネラダ)」。とっても美味しいのでご紹介します。
3分蒸らした紅茶は、写真のような感じ。濃い水色ですが、あまり渋みはなく、違和感なく普通に飲める紅茶です。飲んだ印象は、マレーシアの紅茶BOHに比較的近い感じ。マレーシアもオーストラリアも共に元イギリス領です。英国紅茶らしくミルクティーにすると、これまた絶品で、喉越しも良く、がぶがぶと何倍でも飲むことができます。まさに普段使いの日常茶飯の紅茶です。
紅茶は、紙パックに入って250グラム入りです。
よく見ると、3点ほど日本のパッケージには見られないユニークな点がありました。
1.紙パックに「くちばし」がついています。(写真左上あたり)
箱の上部に1箇所注ぎ口のような部分があり”Flip-out spout”と表示があります。
ミシン目を破りますと、三角形の注ぎ口状のでっぱりができ、中の茶葉が出てきます。ちょうど森永製菓のきょろちゃんの「くちばし」のよう。チョコボールだとコロコロと1個1個が出てきますが、今回は紅茶なので、茶葉が「ザザザーッ」と出てきます。この「くちばし」を使って、中の紅茶を3グラム計ろうとするとちょっと難しい。直接ファミリーサイズの大きなティーポットに、「こんなくらいかなぁー」とザザーッと15グラム程度を目分量で入れる感じが使い方としてぴったりです。おおざっぱなようですが、これが日常茶飯の紅茶の国の入れ方でしょう。このアバウトさを日本紅茶協会のインストラクターの人が聞いたら驚愕してしまうかも・・。
2.原産国表示がありません。
100%国産ではないようで、「品質の均等化のために他国の紅茶をブレンド」と、英語表記がありますが、どこの国とは書いていません。なんとおおらかなのでしょうか。美味しければそれで良し。
3.紙パックに直接茶葉が入っています。
日本の紙パッケージであれば、アルミパック入り、真空パック入り、紙の裏側をビニールなどでコーティーング、など湿気対策がありそうなところですが、そのようなものはありません。単純に厚紙でできた四角い箱に、茶葉が文字通りそのまんまの状態で入っています。保存するより飲みましょうということでしょう。美味しい紅茶にめぐり合うと、紅茶を入れる機会も増えますので250グラムなんてすぐに無くなります。朝昼晩と3時のお茶タイムに1日4杯12グラム使うとすると、20日で空っぽになる計算。ティーポットで入れると、たった10日分しかありません。
シンプルな、とても質素なパッケージですが、1から3のどれも消費されることを前提に考えられています。豪華なパッケージで中身が今一歩の、どこかの国の紅茶とは大違いですね。
オーストラリア産紅茶「NERADA」を、10時3時のお店でお出しします。
カップティー特別価格300円、ミルク付き。300円は、「お茶っ葉キープ価格」ですね。
「NERADA」の紅茶の茶葉は若干粉っぽいので、お店の回転茶漉しの網を通り抜けてしまいます。このため、ティーポットでお出ししますと、ティーカップの底に粉が溜まってしまいます。厨房内でメッシュの細かい茶漉しを使って、水色の綺麗な紅茶をお客様にご提供したいので、今回はカップサービスのみとさせていただきます。ポットサービス希望のお客様はお知らせください。先着約100名様、無くなり次第終了します。
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