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2010年9月

2010年9月24日 (金)

ハーブティー「ミント」

今回も、クッキングスクールの授業の中から、ハーブティーのミントをご紹介します。

Mint 写真のミントは、安芸区の実家の小さな庭に生えているペパーミントの葉。成長が早いので、摘んでも摘んでも、いくらでも次の葉っぱが出てきます。無尽蔵・・。ハーブの類はミントに限らず、どれも繁殖力がすごいですね。庭がハーブに占領されるという話も、お客様からよく聞きます。ミントには、気分をリフレッシュさせる効果があり、ガムや芳香剤の原料としてよく使われます。ミントは日本語では「ハッカ(薄荷)」。今でもあるのでしょうか、子供時分にサクマ式ドロップという缶入りの飴がありました。数種類のフルーツ味の飴が缶の中に入っているのですが、その中の白い飴がハッカ飴。どうしても食べられずに最後まで残っていました・・。

お茶としてミントティーを飲む場合は、ガラスのティーポットにミントの葉を数枚入れ、熱湯を注ぎ3分程度待てば出来上がり。簡単です。ミントには、葉の中に香りのカプセルがあります。使う直前に、山椒のように手のひらで叩きましょう。ミントティーの本場はモロッコ。写真のガラスのティ-ポットに見える葉っぱの数倍の量のミントを使い、大量のお砂糖を混ぜで甘くして飲むようようですね。

10時3時では、時折、臨時メニューとして紅茶と混ぜたミントティーをお出ししています。茶葉はインド産ニルギリ4グラム、ミントの量はハーブティーのときの半分くらい。ティーポットの中に一緒に入れて蒸らします。湯量は360cc。同じ分量でアイスミントティーも美味しくできます。湯量を180ccに減らし濃く抽出し、氷で急冷させます。
ホット、アイスどちらも飲んだ印象は、鼻がスーッと通るような感じ。「メントール感」といいますが、メントールの語源はこのミント。スリランカのウバ紅茶の香りの喩え(たとえ)としても「メントール感」という言葉が良く使われます。昔のセイロン100%のリプトン紅茶イエローラベルは、このメンソールの感じが強く出た香り高い紅茶でした。現在は同じイエローラベルのパッケージでも、ケニヤ紅茶のブレンドになっています。紅茶の水色(水色、色の出具合)が赤くしっかりと出るわりに、メントールの香りは昔より失われています。日本人のティーバッグの使い方を見透かされているようで、非常に残念です。
(最近ではタバコを吸わない人が多いですが、「メンソール」と書かれたパッケージのタバコも、同様に鼻がすーっと通るような感じのタバコです。)

栽培は、自宅用で少量の葉の使用でよければ、小さな鉢植えやプランターで十分です。適度な日当たりがあれば、どこでも栽培が可能です。ハーブにご興味のある方は、最初はミントからはじめられるといいかもしれませんね。ミントにも、色々な種類の香りのものがあります。甘い香りのスペアミントのほか、名前どおりのアップルミントなど。詳しくは園芸屋さんにお尋ねくださいね。

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2010年9月18日 (土)

ラッシーの作り方

クッキングスクールのフルーツの授業がありましたので、今回はラッシーの作り方を。
ラッシーは、ヨーグルトを使った冷たい飲み物で、インドでよく飲まれるドリンクです。インドの各家庭では、ヨーグルトを自家製で作っているそうですよ。ヨーグルトをミキサーでかき混ぜるとラッシーになるのですが、フルーツが何も入らなければプレーン味、桃などのフルーツが入れば、桃ラッシーに。巷では、塩味のラッシーがあるそうです。

8月初旬のBLOGに、バナナスムージーの作り方を取り上げました。スムージーにはアイスクリームが入りますが、ラッシーには入りません。今回のスクールの授業では、スムージーとラッシーを両方を実習しました。今回の実習でラッシーに使ったフルーツは、6月に凍らせてたいちご。フルーツの材料を前もって凍らせておけば、出来上がりが冷たくなり氷が溶けにくいですね。

Lassi (材料)冷凍いちご 100グラム
プレーンヨーグルト 100グラム
お砂糖  少々(お好みで。ヨーグルト付属のお砂糖が溶けやすくて便利です。)
(作り方)1.いちごは前もって凍らせておき、スムージーのときと同じようにフレーク状にしておきます。
2.材料全てをミキサーにかけたら出来上がりです。ミキサーが回りにくいようでしたら、牛乳を50cc程度を追加して混ぜるといいでしょう。
(りんご、桃、バナナなどお好みの果物でも同様にできます。)

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2010年9月10日 (金)

ネクタリンのジャムの作り方(電子レンジ簡単レシピ)

先週、近所のスーパーで果物売り場をうろうろしていますと、桃のあたりから甘く、かつ爽やかないい香りがします。ところが、どうも桃ではないようで、鼻を利かせて探してみますと、桃の隣に並んでいますネクタリンからいい香りが。2個で300円と、破格のお値段。早速買ってしまいました。

ネクタリンは、姿かたちは桃にそっくりです。少し小さめで濃いピンク色。違いはといいますと、ネクタリンには、表面に産毛がありません。果肉は、黄桃に似て黄色なのですが、食べた感じは、黄桃のようなおおざっぱさはなく、ねっとりとしています。甘いながら少し酸味があるのもネクタリンの特徴です。美味しいネクタリンの見分け方は、基本的に桃と同じ。見た目でなく、香りの良し悪しで判断することが重要です。後は食べ頃かどうかについて、ヘタの回りを軽く指で押さえて判断します。押さえた箇所が少しへこむくらいであれば、ねっとりと甘く爽やかな美味しいネクタリンに出会えるはず。固いネクタリンは、桃のときと同じで、ゴリゴリしてあまり美味しくありませんね。完熟のネクタリンは、写真のように種が大きいです。果物全般に言えることですが、完熟果物は種が大きく完成していて、枝から落ちる準備ができているのです。

Nectarine ネクタリンのジャムの作り方(電子レンジ簡単レシピ)
(材料)ネクタリン 2個(約400グラム)
お砂糖 100グラム(ネクタリンの重さの25%)
(作り方)1.ネクタリンの皮と種を取り、小さく刻みます。
2.1を耐熱容器(または丼鉢)に入れ、電子レンジ強(600W)で4分。加熱時間の目安は、材料100グラムで1分間です。
3.2にお砂糖を加えてよく混ぜ、再びレンジ強で4分。果汁が出て表面にアクが浮いてきますので、丁寧にすくいます。
4.アクをすくったら、再びかき混ぜレンジ強で2分。あくがだいたい取れるまで、この作業を3回くらい繰り返します。
5.全般的に果汁が少なくなってきたら、果汁がなくなる前に木べらで果肉をつぶし、ペースト状にします。
6.5を、レンジ弱(200W)で5分くらいかけ、かき混ぜて様子を見ます。冷めると固くなりますので、少し水分が残る程度のゆるい状態で早めに作業を終わりましょう。
出来上がりは、200グラム程度でした。ネクタリンには酸味がありますのでレモン果汁は必要ありません。

ネクタリンは、一般消費者が積極的に買うような果物ではありませんが、食べ頃のネクタリンはとっても美味しいんですよ。ぜひ、お試しください。

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