「エスプレッソティー」
前回に続き新商品にTRY。写真の商品です。これも期待はずれでした・・・。
「香り高い紅茶葉を高温・高圧で濃厚抽出したエスプレッソティーをブレンド」だそうです。
飲んだ感想・・・普段、ごく普通の紅茶を飲んでいるときには感じない妙な渋みがあり、冷たいままでは、とっても飲みにくいです。なにか喉につっかえる感じ。1缶190ccはとても飲みきれません。「エスプレッソ風だからちょっとずつ飲みましょう」と言われればそうかもしれません。ご多分にもれず、午後茶シリーズのミルクティーは、後口がすっきりせず喉に絡みます。電子レンジで温かくして飲み直すと少しはマシになりましたが、それでも飲みにくいです。わざわざ紅茶を飲みにくくしているようで、どのようの企画立案すればこのような商品が世の中に出てくるのか、本当に不思議です・・・。(飲みきれずに余ってしまった残りは、牛乳を加えて温めると幾分か飲みやすくなりました。)
「良質な苦味が効いた贅沢な味わい」と缶には書いてあります。そもそも紅茶には、「コク(ボディー)」や「渋み」はあっても「苦味」はないと思うのですが、いかがでしょう?10時3時にご来店されるお客様の中にも時折「苦くない紅茶を・・」とご注文されます。そのときは「渋みの少ないものを・・」と私の側で理解して、おすすめの紅茶をお出ししています。
高温での紅茶の抽出には少し興味がありますね。
紅茶の抽出時の適温は100度近辺で議論が落ち着いていますが、ひょっとしたら100度以上かも知れません。100度以上のグラグラした熱湯を使い、茶葉をティーポットで蒸らすという意味で、エスプレッソのように「高圧蒸気を使い短時間で抽出」という必要はありません。通常、平地では水の沸点は100度です。標高が上がるにつれ気圧が下がり、沸点は100度以下に下がります。逆に、水面下の低地で紅茶を淹れると、100度以上に沸点が上がりますので、美味しくなる可能性があります。例えば、アラビア半島の死海の湖畔(-400m)、岐阜県のスーパーカミオカンデ(地下1000m)など。現地での実験はできませんが、可能性として。
PS:紅茶を高温高圧で抽出するエスプレッソ形態のお店が、東京にあります。
HP・・・http://www.hatea.jp/
話題に上らないと思ったら、今月閉店されるようです・・。
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