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2010年1月14日 (木)

「點心(てんじん)」の茶懐石弁当

2009年1月のBLOGで少しご紹介しました広島市安芸区上瀬野南の茶懐石料理店「點心(てんじん)」。その點心さんの茶懐石弁当を、Nさんから差し入れでいただきました。通常は、お茶会に出ないとありつけないご馳走です。

Tenjin 小さなお弁当箱ですが、内容は盛りだくさんです。野菜の天ぷら、酢物、焼鮭、里芋とかぶの煮物、おさつの甘煮、だし巻き卵など。えび、焼鮭など丁寧に下処理がしてあり、手が汚れずとても食べやすかったです。
何より感動だったのは、お弁当箱の側面が木枠だったこと(ふたと底板は紙でした)。プラスチックケース全盛のこのご時世、木の香るお弁当のなんと贅沢なこと。何年も忘れてしまっていた、お弁当の木の香り。若い方はご存じないかもしれませんね。(木枠だと、お弁当の食材から出る蒸気を吸うので、お昼に食べてもお弁当の内部がべとつかないのです。)木の香りは、昔のお弁当(折り詰め弁当)に付随していた当たり前の香りです。一昔前は、折り詰め弁当を広げるときというのは、お茶会やお花見の時、旅先での駅弁など、非日常(ハレの日、晴れではないですよ!おめでたい日ってこと)だったのです。何がしかの楽しい思い出と、お弁当の木枠の香りは、私(40代)以上の世代だと必ずリンクしていると思います。空腹を満たすだけの、プラケースにはいったお弁当の味気なさとは、雲泥の差。久しぶりに心温まるお弁当を、おいしくいただきました。Nさん、點心さん、ありがとうございます。

點心さんのURLは・・・http://www5.ocn.ne.jp/~tenzin/
紹介記事は・・・http://hanetaba.littlestar.jp/main/migikamaci10.htm

捨てれない性分なので、お弁当箱は洗って家に持って帰りました。使わないかもしれませんが、捨てれません・・・。

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