アハハのケーキ(ケーキ試作その1)
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今月も、中央図書館で色々な本をお借りして読んでいます。その中の一冊が「パティシエ世界一」(光文社新書2002年初版、辻口博啓・浅妻千映子著)。世界一に輝いた辻口氏の発想、魅力が存分に詰まった本です。その本の中に、東京自由が丘の辻口氏のケーキ店「モンサンクレール」のケーキレシピが数種類ほど書いてありました。公開しているということは、作ってもいいってことですよね・・。
今回は、そのレシピの中でチョコレートのケーキ「クラシックショコラ」を、10時3時でお作りしてみました。
本の83ページで、辻口氏が次のようにコメントしています。
「これは、粉の量が少なく、ほとんどチョコレートをそのまま焼いたみたいなケーキです。初めて食べたとき、「チョコレートをそのまま焼くって美味しいんだな」と僕が感動したケーキでもあります。」と。
特に変わった材料があるわけではないのですが、
145度と低温で焼くのが特徴のようです。
(材料) 無塩バター 50グラム
製菓用スイートチョコ 67グラム
生クリーム 67グラム
卵黄 2個半
卵白 2個半
グラニュー糖 100グラム
ココアパウダー 40グラム
薄力粉 20グラム
(作り方)1.バターとチョコを湯煎で溶かします。
2.生クリームを加え、しっかり混ぜます。
3.卵黄を加えます。
4.卵白とグラニュー糖で7分立てのメレンゲを作ります。
5.4の半量を3に加えて混ぜます。
6.ココアと薄力粉を合わせたものを均等に加えます。
7.残りのメレンゲを加え均等に混ぜ、型に入れます。
8.型の形によりますが、145度で1時間が目安。
本の記述にはありませんが、5号15cmの型を使うようです。
材料や腕前も全く同じであるわけなく、誠に恐縮ではありますが、こんな感じに仕上がりました。10時3時は、6号18cmの型なので少しぺったんこの出来上がりです。
また、うちのビストロさんは145度という細かい設定ができませんので150度の55分で焼きました。食べた感想は、あまり甘くなく、ものすごーくしっとりした食感。この「しっとり感」が低温のなせる業でしょうか。
しばらくおつくりしますので、よろしければ、お召し上がりください。
1ピース150円です。好評でしたら定番ケーキになるかもしれません。
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2009年1月のBLOGで少しご紹介しました広島市安芸区上瀬野南の茶懐石料理店「點心(てんじん)」。その點心さんの茶懐石弁当を、Nさんから差し入れでいただきました。通常は、お茶会に出ないとありつけないご馳走です。
小さなお弁当箱ですが、内容は盛りだくさんです。野菜の天ぷら、酢物、焼鮭、里芋とかぶの煮物、おさつの甘煮、だし巻き卵など。えび、焼鮭など丁寧に下処理がしてあり、手が汚れずとても食べやすかったです。
何より感動だったのは、お弁当箱の側面が木枠だったこと(ふたと底板は紙でした)。プラスチックケース全盛のこのご時世、木の香るお弁当のなんと贅沢なこと。何年も忘れてしまっていた、お弁当の木の香り。若い方はご存じないかもしれませんね。(木枠だと、お弁当の食材から出る蒸気を吸うので、お昼に食べてもお弁当の内部がべとつかないのです。)木の香りは、昔のお弁当(折り詰め弁当)に付随していた当たり前の香りです。一昔前は、折り詰め弁当を広げるときというのは、お茶会やお花見の時、旅先での駅弁など、非日常(ハレの日、晴れではないですよ!おめでたい日ってこと)だったのです。何がしかの楽しい思い出と、お弁当の木枠の香りは、私(40代)以上の世代だと必ずリンクしていると思います。空腹を満たすだけの、プラケースにはいったお弁当の味気なさとは、雲泥の差。久しぶりに心温まるお弁当を、おいしくいただきました。Nさん、點心さん、ありがとうございます。
點心さんのURLは・・・http://www5.ocn.ne.jp/~tenzin/
紹介記事は・・・http://hanetaba.littlestar.jp/main/migikamaci10.htm
捨てれない性分なので、お弁当箱は洗って家に持って帰りました。使わないかもしれませんが、捨てれません・・・。
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一週間くらい前、お電話で問い合わせがありました。
「アフタヌーンティーセットってありますか?」
「セットではありませんが、スコーン、ケーキ、サンドイッチでしたら時間帯に関係なくご用意できます。」とお答えしました。が、色々詳しく聞いてみますと、どうやらお問い合わせの主旨は、「3段重ねのケーキプレートでアフタヌーンティーができますか?」ということらしい。
3段重ねねぇ・・。広い大きなお店で、それなりの雰囲気のもとで使うのでしたら、優雅でいいでしょう。たかだか7坪しかなく、あまり内装にも凝っていない10時3時のお店で出してもなんだか不釣合いです。ホテルや一部の高級ティールームでないと、生かせない什器だと思います。残念ながら、10時3時ではご用意していません。
ここで1冊、おすすめの本をご紹介しましょう。
「イギリスでお茶を」(小関由美著 主婦の友社 2006年初版)
副題は、「スコーン&クロテッドクリーム&アフタヌーンティー、おいしい旅へ」
最新(2006年)の本場英国の一押しティールームとスコーンが、豊富な写真付でたくさん紹介されています。この中でも、3段重ねのケーキプレートが出てくるお店はごくわずか。紹介されている多くのお店は、もっとカジュアルで気軽に楽しめるティールームです。どのお店も、テーブルにオリジナルのスコーンと焼きっぱなしケーキが数種類置いてあります。スコーンも各お店で特色があって面白い。三角形、六角形のスコーン、大きな丸いものを4等分したものなど様々。何件かスコーンのレシピも掲載されていますね。実は、59ページのメアリーさんのスコーンレシピと10時3時のレシピがそっくり。バターの量が少し違う程度でびっくりです。全般的にいえるのは、生地の水分量が多く型抜きできないこと。このため生地を包丁ですばやく切るのが一般的です。生地の水分量の多いほうが、「外がカリッと中がふわっ」となるのですね。(これが、前回のBLOGで書いたテイクアウトのスコーンとの違い。イートインのお店でないとできないことがあるのです。)また、各お店で共通するのは、食材にこだわり、その日の朝に手に入る地元の食材を使うこと。地域に根ざし、地元のお客様を大事にすること。当たり前といえば当たり前なのですが、実際には難しいことです。
10時3時にご来店された海外のお客様から、「片田舎?のイギリスのティールームの感じだね。」といわれたことが何度かあります。とても、うれしいお言葉でした。
このほかにもイギリス関連の本を多く書かれています著者、小関由美さんのHPは・・・http://www.bebesantiques.com/index.html
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巷では今、スコーン屋があるそうです。テイクアウトで色々な味が持って帰られるそうです。お手軽ではありますがテイクアウトの商品と、イートインの商品は材料から作り方からお味まで全く違うのですが・・・。それは皆様わからないようです。
違いは10時3時のHPの左フレーム、スコーンのレシピのページに書いています。
URL・・・http://homepage3.nifty.com/tearoom1003/frame.htm
「手作りジャムの作り方」のBLOG1位の看板を歩道のそばに置いたら、これまでになく多くの方が2階に上がってこられるようになりました。とてもありがたいことなのですが、ただ、殆んどのお客様がケーキ、スコーンのお持ち帰りを希望され、がっかりして帰られます。
「百聞は一見にしかず」ではありませんが、10時3時のテーブル上でお召し上がりになって、初めてわかることがあります。
なぜ、中がふわっとしているのか。
なぜ、クロテッドクリームでなく48%生クリームなのか。
なぜ、スコーンがプレーンのタイプなのか。
色々な方にお尋ねすると、スコーンって言うのは「パサパサ粉っぽい」そうです。
ですが、それは量産するテイクアウトのスコーンです。
15分でもお時間を作って、ぜひ店内でお召し上がりいただきたいですね。
よろしくお願い申し上げます。
写真は、某コンビニで売っていたチョコチップスコーン。巨大です。パサパサしてはいませんが、殆んど小麦粉を固めたような印象。ショートニング使用のためバターの豊かな風味はなく、チョコチップが入っているので何とか食せるレベル。中途半端な味。これだったらチョコチップ入りのバタークッキーを食べたほうが紅茶によく合います。(久々の辛口コメントでした。)
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