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2009年9月25日 (金)

紅茶は予熱が肝心!

先週、初めてご来店されたお客様から「家で作った紅茶が、どうもおいしくなくて・・・」と、ご相談がありました。
色々お話を聞いていくと、日本茶を習われているとのこと。「ティーポットの予熱は?」とお尋ねすると、「予熱していませんでした。日本茶も紅茶も同じ木だそうなので、予熱は必要ないと思って省いていました」と。これで解決です。日本茶(煎茶)は適温80度。紅茶は100度なのですね。

予熱不足のティーポットや冷めたティーポットを使うと、いくらグラグラ沸いた100度のお湯を使っても、ティーポットなどの道具が熱を吸収するので、紅茶抽出時に100度の適温まで届きません。3分経過後の出来上がった紅茶は、あまり熱くなく、紅茶の香り、味もぼやけた感じではっきりとした茶葉の特徴が出てきません。

紅茶を淹れる場合、最初の予熱が肝心です。
予熱をしっかりと行った後にできあがった紅茶は、最初の一口が大変に熱いです。
熱い紅茶ができたら、おいしくできた証拠です。そこではじめて紅茶の茶葉の良し悪し、諸々の評価できるわけです。例えば水色(すいしょくと読みます、できあがった紅茶の色の具合)や香り、味、コクのあるなし、適切な蒸らし時間と一回分の茶葉の量(グラム数)の検討、個人的な好き嫌いなどなど。
ご相談のお客様も、熱い紅茶を飲まれてご納得された様子でした。「どの説明書にも予熱のことは書いてあるんですけどね、そこまで重要だとは思いませんでした。」と、ご感想。

Teabags_2 ご相談されたお客様から、
お礼に、「LAWLYES」のティーバッグ紅茶をいただきました。
お味のほうは・・・
イギリスタイプの濃い水色ですが飲みやすく、
適度なコクがあります。
ミルクティーにしてもおいしく、飽きのこない、おいしい紅茶でした。
ありがとうございました。

ティーバッグ紅茶にも色々なタイプがあります。
写真の左上が「LAWLEYS」、
右上はおなじみ「日東紅茶」、
下は大阪ムジカティーのピラミッドタイプのセイロン紅茶「マジックティーバッグ」。
忙しい時は、ティーバッグの紅茶も大変重宝しますね。

ティーバッグの紅茶を淹れる時も、ティーカップの予熱が非常に重要です。
ティーカップに熱湯を注ぎしばらく放置。カップが熱くなったら、お湯を捨て、改めて熱湯を注ぎ、ティーバッグをいれ、ソーサーでふたをして待つこと1分。
熱湯を多めに用意する必要がありますが、
いままでと全く違うおいしい紅茶になりますよ。
詳しくは、ティーバッグについての過去のBLOGまで。
http://tearoom1003.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/post_f83a.html
ぜひお試しください。

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