おいしいメロンの見分け方 その3
前回の続きになりますが、今日はメロンの収穫後の蔓の変化について。
1.収穫してすぐのメロンは、蔓が新鮮でみずみずしく、切り口がきれいです。・・・当然メロンは固く、すぐには食べられません。追熟が必要です。常温で、高い場所に飾ってあるはずです。静岡メロンだと、小売値は5000円くらいでしょう。
2.だんだんと日にちが経つと、蔓の切り口からしおれてきます。・・・メロンは少しやわらかくなります。結婚式場などの予約品であれば、この状態で冷蔵庫に入れて、出番を待ちます。 3.更に日にちが経つと、蔓全体がしおれて枯れてきます(写真)。・・・こうなると店頭においていてもあまりきれいに見えないので、枯れた蔓にリボンを巻いたり、アルミ箔で飾ったりします。一両日中に食べてしまわないとだめになるので、お店側にとっては早めに売り切ってしまいたいメロンです。お値段は、静岡だと仕入れ値3000円くらいに値下げしているでしょう。
4.枯れた蔓が根元から取れてしまったら。・・・限界です。カットしてラップにくるまれて激安で売られています。
つまり、すぐに食べることのできるメロンは、蔓全体が枯れていたり蔓にリボンなどの飾りのあるメロンで、このようなメロンは値段交渉の余地が大いにあるということです。すでに仕入れ値3000円程度に値下げしたメロンはそんなには値段は下がらないかもしれませんが、お店側も全損は避けたいので、少しは値段を下げてくれるかもしれません。成功するかどうかは、あなたの努力しだいです。
値段交渉は、お店の人と仲良くなってからにしましょうね。
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