おいしいメロンの見分け方 その1
今週、クッキングスクールでフルーツの授業がありましたので、そのなかから
今日は、ご要望の多い、おいしいメロンの見分け方について。(全3回)
夏には、東北、北海道から赤肉メロンが多く出荷されます。
赤肉メロンの代表は、夕張メロンですが夕張のお話は次回に。
ここではメロンの一般的な見分け方を、赤肉のクインシーメロンを例にご紹介します。
1.香りのいいもの。・・・メロンの甘い香りがしていますか?鼻を利かせて1個1個メロンの甘い香りを確認してください。香りのないものは未熟品です。収穫した後で、糖度が増すことはありません。(未熟品の場合は、メロンをカットしたとき種の部分があまりありません。カットしてから未熟品がわかっても遅いのですが・・・。)
2.蔓の周りのメロンの肩の部分が盛り上がっているもの。・・・写真上の矢印のところを見て、肩が張っている、いかり肩のメロンを選びます。(クインシーメロンは、蔓のない状態で出荷されます。)なで肩のメロンはやめておきます。この肩を見る方法は、肥後グリーンメロン(写真右)のような縦長の品種は当てはまりません。
3.大きなものをどうぞ。
4.食べ頃の見分け方・・・収穫後、3~4日くらい経過しますと、表面のネットの奥のメロン本体の色がだんだんと透明になってきます。また、手に持った感触では、収穫時に固かったメロンが、少しやわらかくなってきます。特に、花落ち(蔓と反対のところ)の周りを触ると、やわらかくなっているのがよくわかります。写真下の矢印のところを、両手の親指で押してみて、1ミリくらいへっこむようだったら、食べ頃です。感覚的なものですが、少しへっこむかどうかは誰がやってもわかると思います。
5.花落ちの部分が2ミリ以上、あまりへっこみすぎるようだったら、熟しすぎです。すぐに冷蔵庫に入れて早めに食べましょう。このような熟しすぎメロンは、手に持ったら、水風船(よくお祭りで売っている水の入ったゴム風船)のようにぷよぷよしていて、すぐにわかります。
食べ頃のメロンは、カットしますと果肉が透明になっています。果肉が透明なものは傷んでいるのではありませんが、包丁でメロンを切った時に糸を引くような場合は、傷んでいますので食べないようにしましょう。
なお、果物の肩を見る方法は、メロン、スイカ、りんごなどと共通です。
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