時間を楽しむ「紅茶」
10時3時の紅茶は、ティーポットでご注文されますと、
ティーポットに茶葉が入った状態で、お客様のテーブルにご提供されます。
理由は、前回のBLOGでご紹介しましたダージリンの新茶のように、
紅茶は、時間とともに変わる水色、香り、渋み、ボディー、余韻などを楽しむ、
創造性豊かな飲み物ではないかと思うからです。
とかく完成度の高い(完璧な)紅茶を目指すために、
お湯の温度は何℃で、1杯あたり茶葉は何グラムで、抽出時間は何分で、
渋くなるから茶葉は取り除いて・・・と、
堅苦しいことが気になる人たちが多いようです。
(実際のところ、クッキングスクールでも、このようなことは教えてはいるのですが。)
完成品を目指すのは、西洋の世界、考え方だと思うんですよね。例えばコーヒー。
本来、紅茶は東洋の飲み物ですから、
作る際のアバウトさと、時間を楽しむ余裕があってもいいのではないでしょうか?
近年、店舗数が増えているお店(コンビニエンスストア、カフェー)で手に入るのは、
ほとんどが完成品です。
お金を出せば、誰でも同じもの、同じ商品が容易に手に入ります。
けれども、変わらないものって、なんだか楽しくないんです。
最近流行の揺らぎの話とは、ちょっとニュアンスが違うのですが、
きっちり過ぎるものは、息が詰まって肩がこるんですよね。
みなさまはいかがですか?
今回のダージリンの新茶を飲んで、
「紅茶は、時間を楽しむ創造性豊かな飲み物である。」という、
10時3時の開店当時のコンセプトを改めて確認した次第です。
皆様のご意見、ご感想をお待ちしています。
(紅茶とコーヒー、鍋料理とコース料理とかね。色々あると思うので。)
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