おいしい桃の見分け方 その2
今日は広島クッキングスクールでフルーツの授業をしましたので、そのなかから皆様の関心の高い桃のお話をひとつ。
桃の品種の数を皆様ご存知でしょうか。
大きく分けて、6月からの白鳳と7月下旬からの白桃、8月下旬の黄桃と3種類あります。もっと細かい分類だと、武井、日川、八幡、加納岩、白鳳、あかつき、清水、川中島・・・と、ここ広島の小売店に出回っているだけでも、たぶん20種類くらいはあると思います。これだけの品種が、1シーズン6月から8月にかけての短期間に出荷されます。割合としては、1週間ごとに違う品種の桃が出荷されてると思っていいでしょう。
つまり、店頭に並んでいる桃を買ってきて食べてみておいしかったからといって、また翌日に同じ桃を買おうとしてもすでに品種が変わっている可能性があるということですね。桃は見た目がほとんど同じなので、区別をつけるのが難しいです。スーパーの店員さんに聞いたところで、たぶんバイヤーさん以外はわからないでしょう。
こういうときには、やはりお気に入りの果物専門店があると助かります。
「前回の桃と同じ桃がありますか?」と聞けば、それでOK。親切な果物屋さんでは、味見をしておいしかった桃は、少し多めに仕入れをしているはずです。桃は生産地が雨降りのときのものは、水腐れしやすく売れずに多大な損失を被ることがあるので、状態のいいときの桃を多めに仕入れておきます。つまり、生産地が晴天が続き、桃の水分が適度に抜け、糖度が増し、箱詰めされて市場に出荷されるときの空気の湿度が低く、トラック輸送中に桃が箱の中で蒸れる心配がない、という状態の桃が入荷するときには、気の利いた果物屋さんは少し多めに仕入れておくのです。 何度も繰り返すようですが、桃は色ではなく、香りで選びます。写真は、和歌山県産のあら川の桃「白鳳」です。
桃のジャムもおいしくできました。手作りジャムの作り方は、こちらです。
URL・・・http://tearoom1003.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_cad7.html
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