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2008年7月

2008年7月27日 (日)

おいしい桃の見分け方(箱買いの時)

Momohakorsz お盆前になりますと、桃やピオーネを箱ごと売っているお店があります。
この前も堺町のスーパーSに行くと、おいしそうな和歌山の桃が写真のような感じで箱ごと売られていました。箱の数字は1箱の中に入っている桃の数で、13は13玉。数字が小さいほど大きな桃が入っています。一般的にお中元用の桃は、大きいサイズの桃で13~15玉の桃が使われます。

さて、赤いインクと青いインクの箱がありますが、あなたはどちらを買いますか?
私だったら赤いインクの箱の桃を買います。出荷元で桃を選果するときに、光センサーを通して桃の糖度をチェックします。甘い桃が赤い箱に、甘くない桃や形の悪い桃は青い箱に入ります。(青の箱で、形が悪いだけで甘い桃の場合もありますが。)赤と青が同じ値段で販売されていることがありますが、それはスーパーの数量確保のため。同じお値段なら、断然赤い箱がお買い得です。
広島でお見かけするお中元用のフルーツ、たとえば三次のピオーネをはじめとする広島のぶどう、岡山のぶどうなども、同じように赤、青、無地(規格外)に選別されます。
Momoroyalrsz_2 また、岡山産の桃でロイヤルの表示のある箱は、とびきりおいしいのでおすすめです。
冬場のみかんの箱買いの記事(等級分けについて)は下記URLをどうぞ。
http://tearoom1003.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/post_ae5d.html

なお、この等級の表示は、それぞれ出荷元の農協などが個別に表示方法を決めていますので、全国的に統一されているものではありません。詳しくは、お住まいの近くの果物専門店に、お問い合わせください。たぶん店員さんはあまりいい顔はされないでしょうが、もし親切に教えてくださったら、そのお店は品質本位のいいお店でしょう。

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2008年7月23日 (水)

おいしい桃の見分け方 その2

今日は広島クッキングスクールでフルーツの授業をしましたので、そのなかから皆様の関心の高い桃のお話をひとつ。

桃の品種の数を皆様ご存知でしょうか。
大きく分けて、6月からの白鳳と7月下旬からの白桃、8月下旬の黄桃と3種類あります。もっと細かい分類だと、武井、日川、八幡、加納岩、白鳳、あかつき、清水、川中島・・・と、ここ広島の小売店に出回っているだけでも、たぶん20種類くらいはあると思います。これだけの品種が、1シーズン6月から8月にかけての短期間に出荷されます。割合としては、1週間ごとに違う品種の桃が出荷されてると思っていいでしょう。
つまり、店頭に並んでいる桃を買ってきて食べてみておいしかったからといって、また翌日に同じ桃を買おうとしてもすでに品種が変わっている可能性があるということですね。桃は見た目がほとんど同じなので、区別をつけるのが難しいです。スーパーの店員さんに聞いたところで、たぶんバイヤーさん以外はわからないでしょう。
こういうときには、やはりお気に入りの果物専門店があると助かります。
「前回の桃と同じ桃がありますか?」と聞けば、それでOK。親切な果物屋さんでは、味見をしておいしかった桃は、少し多めに仕入れをしているはずです。桃は生産地が雨降りのときのものは、水腐れしやすく売れずに多大な損失を被ることがあるので、状態のいいときの桃を多めに仕入れておきます。つまり、生産地が晴天が続き、桃の水分が適度に抜け、糖度が増し、箱詰めされて市場に出荷されるときの空気の湿度が低く、トラック輸送中に桃が箱の中で蒸れる心配がない、という状態の桃が入荷するときには、気の利いた果物屋さんは少し多めに仕入れておくのです。
Momorsz 何度も繰り返すようですが、桃は色ではなく、香りで選びます。写真は、和歌山県産のあら川の桃「白鳳」です。

桃のジャムもおいしくできました。Momojamrsz手作りジャムの作り方は、こちらです。
URL・・・http://tearoom1003.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_cad7.html

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2008年7月15日 (火)

新ケーキ「ピーチパイ」

Peachpiersz 旬の果物を使ったケーキということで、新しく「ピーチパイ」をおつくりしました。
ケーキ店では、アップルパイはよく見かけるのに、ピーチパイはあまりお見かけしませんね。材料費が高くなるからでしょうか。
通常よくあるレシピでは、桃は黄桃の缶詰を、パイ生地は市販のものを使って、お手軽ケーキとしてご紹介されています。が、10時3時では、桃は桃を、パイ生地もここでお作りしたものを使っています。当たり前のことを、当たり前にやっていまして、お値段は150円です。お試しください。
昔、「不思議なピーチパイ」っていう歌がありましたが、ほんとにピーチパイを食べたことのある人は少ないかもしれません。(この歌を知っているというのは、たぶん40歳以上くらい・・・かもね。)
レシピを10時3時ホームページで公開しています。
10時3時ホームページURL・・・http://homepage3.nifty.com/tearoom1003/

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2008年7月 7日 (月)

パイナップルの見分け方・ジャムの作り方

先日、新聞の折り込み広告に、パイナップルのチラシが入っていました。出荷元のD社のもの。たぶん初めてです。裏面には、パイナップルの取り扱いの県内スーパーの一覧が載っていましたが、チラシを見て、今日はパイナップルを買おっかなぁなんて人はいるのでしょうか?チラシの誘惑に負けてというわけではありませんが、今日は簡単にできるパイナップルのジャムをご紹介します。梅雨時期の暑くてじめじめしている時、パイナップルのジャムはさっぱりしていておいしいですょ。

Pine2rsz

おいしいパイナップルの見分け方
海外から日本の港に到着した時には、表面の緑色が濃く、葉っぱも生き生きとしています。新鮮でよさそうですが、追熟が必要です。2~3日室温で放置します。
すると、葉っぱの先端が少し枯れてきて、表面が少しやわらかくなり黄色がかってきます。パイナップルの甘い香りが漂ってきたら食べ頃です。これ以上熟さないように、冷蔵庫に入れておきましょう。
更に熟してきますと、底の辺りから果汁が出てきたり、表面が茶色になってきて指で押すとへこむようになります。こうなると熟しすぎで、中が傷んでいます。

パイナップルのジャムの作り方
材料 パイナップル 中くらいのもの1本(正味約400グラム)
    砂糖 パイナップルの重さの50%(200グラム)
Pine1rsz 作り方 1.食べ頃パイナップルを処理します。写真のパイナップルは、葉っぱを除いた実の高さが15cmくらい、重さが1キロありますが、表面の固い皮と芯を取り除くと、食べることのできる部分は400グラムくらいにしかなりません。半分以上がゴミ箱へ。処理が面倒な方は、スーパーのカットパインを買われると便利です。可食部分を粗く刻んでボールに入れ、砂糖を混ぜて2時間くらいなじませます。
2.果肉が透明になり果汁が染み出てきたら、一度ミキサーに5秒くらいかけ果肉を砕きます。このほうが、パンに塗りやすいです。(ピューレタイプです。)
Pinejamrsz 3.2を、鍋に入れ、中火にかけます。沸騰したら弱火にして、あくをすくいます。(たくさんでます)
ほとんどあくが出なくなり、だんだんと煮詰まってきて、水分がある程度なくなれば出来上がりです。
出来上がり量は350グラムくらい。加熱時間は30分くらいです。

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