ゆずのマーマレード(電子レンジ簡単レシピ)
今年も、マーマレードの季節がやってきました。最初は、ゆずです。ゆずは、酸味が強くマーマレード向きですが、果汁が少なく固まりやすい果物です。ご家庭で少量作る場合は、鍋で作るよりも電子レンジのほうが作りやすいでしょう。ここでは、電子レンジを使った作り方をご紹介します。なお、指先にあかぎれがあると、果汁を絞るときに傷口に超しみわたりますので、手袋などをご用意ください。
材料 ゆず・・・中サイズ5個(約500グラム)
砂糖・・・ゆずの重さの50%(250グラム)
作り方 1.ゆずは皮と実に分けます。皮は薄くスライスして千切りにし、砂糖を混ぜ1時間くらいなじませます。 2.実から果汁を絞ります。皮をむいた後では、通常のレモン絞り器は使いづらいので、写真のような、小鳥の形の絞り器をお勧めします。これだと種も入らずに、果汁だけが上手に取り出せます。
3.1を耐熱容器、または丼鉢に入れ、レンジ強(600W)で5分かけます。
4.3に2の果汁を入れて混ぜ、レンジ弱(200W)で20分かけます。
途中で2回ぐらい表面のあくをとり、よく混ぜます。
5.4の固まり具合は、2の果汁の量で大きく変わります。レンジ弱(200W)で5分かける作業を繰り返し、その都度よく混ぜます。また、お好みで砂糖を追加します。(砂糖を追加しますと固まりやすくなり、また、水分が減るごとに糖度も増すことも覚えておきましょう。)
6.数あるマーマレードの中で、ゆずは冷えると特に固まりやすい素材です。最後に残った果汁がチョッと多いかなと思うくらいでレンジの作業を終了しましょう。出来上がり量は、400グラムくらいです。 10時3時では、茹でこぼし(皮だけをお湯の中でぐらぐらさせて苦味を取り除く作業)は、一切行っていません。苦味も、柑橘それぞれの個性となってマーマレードに残ることと、ジャム作りの作業が、水分を抜き保存食を作る作業である、との考えからです。茹でこぼしを行うのであれば、スライスした皮を熱湯の中で10分くらいぐらぐらさせて、ざるにあげましょう。(お湯は捨てます。)また、電子レンジではなく鍋で作る場合は、最後の5分くらいは必ず弱火にしてコンロのそばについていて、水分のとび具合をよく確認することをおすすめします。水気がなくなると、あっという間に固まります。
なお、ゆず茶はこのマーマレード適量をお湯で割ったもので、韓国の伝統茶です。ここ数年で、ゆず茶(ホットゆず)を多く見かけるのは、韓流ブームの影響でしょうか。
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