2018年1月11日 (木)

インスタ映えの彼方に

1月上旬、あるお客様が「フルーツのたくさん入った紅茶はありますか?」と尋ねられました。「自店では、残念ながらご用意しておりません。」とお答えしました。

ガラス製の大きめのティーポットに、数種類のカットフルーツをいれた紅茶の写真を紅茶関連の本でよく見かけます。実に美味しそうな写真ですが、実際はあまり美味しくないんです。綺麗な写真は撮れますけどね。典型的なインスタ向け商品です。
紅茶のジャンピングについても同様です。写真やテレビ映像にすると楽しめるのですが、要は紅茶の茶葉がゆっくりと開く時間と空間が必要というお話です。ジャンピング自体は対流という物理現象なので、自然界でごく普通に起こっていて、特別に取り上げるべきものでもありません。ただ、このような写真や映像があるほうが、本も良く売れるし、視聴率も上がるわけです。アフタヌーンティーの3段重ねティースタンドや、ワイルドストロベリー柄の有名な食器で非日常的な紅茶をいただきますと、よい写真も撮れそうなものですが、自店では扱っていませんので申し訳ございません。自店は日常茶飯的な紅茶店なのです。

前置きが長くなりましたが、写真では表現できない自店の品質について少々。
Times6視覚・・自店は喫茶店として営業していますので快適な空間をご提供する事と、紅茶店としての紅茶の色(水色・すいしょく)の見え方を重視しています。紅茶の水色は、太陽光のもとで最もよく表現されます。大阪ムジカティーさんが、屋外での紅茶パーティーを企画されることをご存知の方も多いと思いますし、アウトドアライフを長年続けた私の経験でもあります。三方ガラス張りの店内は間接的ながら自然光に満ちた空間となり、水色がひときわ美しく映えます。この色合いを表現するにあたり、ひと昔前の新聞雑誌記者の皆様は、一枚の商品写真の撮影につき、一眼レフの露出とシャッタースピードを変えながら24枚撮りフィルム1本全てを使用されていました。今のデジカメ写真では、補正機能がありますのでお手軽ですが、昔はこのようなご苦労をされていました。夜は各テーブルの座席の上に電球色のライトが当たるように照明の配置をしています。心地よい空間を設計するにあたり人間工学という分野を勉強しました。イス・テーブルの心地よい高さ、配置、床面や内装の色、厨房設備の設計などは使ってみて実感することなので、写真では表現できません。

以下、嗅覚、味覚、触覚、聴覚の品質について。
嗅覚・・紅茶にはアールグレーなどの香料を使っているフレーバー紅茶と、最近ではクラシック紅茶と呼ばれている茶葉だけの商品とがあります。フレーバー紅茶は、主にフランスの香水文化から派生した商品で、紅茶のカップから発生する湯気を室内に漂わせ、空間のアロマを楽しむ商品です。旅行されたお客様の話だと、フランスの人たちは、カップの紅茶は飲まないそうです。一方のクラシック紅茶は、カップから漂う湯気の香りはあまり強くはありません。どちらかといえば、紅茶を飲んだ後に喉から鼻にかけての鼻腔に漂う余韻を楽しむもので、ワインに似たところがあります。スリランカ産のウバ紅茶が典型的です。昨年12月に入荷しました大阪ムジカティーさんのヴィンテージウバは、この余韻を十分にご堪能できる商品です。機会があればお試しいただけたらと思います。自店ではクラシック紅茶を主としたメニュー構成になっています。
それにしましても、スーパーコンビニに出回っています商品には、そのほとんどに香料が含まれています。香料の含まれていない商品は、UCCやBOSSの無糖ブラック、トロピカーナオレンジジュースなどのほんの限られた商品しか見当たりません。スキンケア商品や整髪料、漂白剤など、ここ数年フレグランス商品が世の中にあふれかえっています。このような人工香料に鼻が慣れてしまうと、香料を更に多めに使用しないと満足できなくなるようです。昔は過度の香料の使用は、周りの人が注意したようですが、今はないようですね。クラシック紅茶を嗜むうえでは、過度の香料の使用は禁物ですし、刺激の強い食べ物もなるべく控えたほうがよいように思います。

味覚・・自店の紅茶メニューは、ストレートティーが十数種類、バリエーションティーも十種類未満と限定しています。普段、紅茶を飲まないお客様でも、ご注文された紅茶(例えばアッサム)の特徴(水色、香り、味)がよくわかるような品質の商品をご提供しています。食品全般についても言えることですが、たくさんの種類の紅茶を飲むという経験を積まないと、品質の良しあしは判断できませんし味覚の幅も広がりません。しかしながら、自店の紅茶を飲んでいただくことで何か新しい発見や感動があり、紅茶の世界の一端に触れることができればうれしく思います。カップティーでもティーポットでも、ミルクティーでもストレートでも、どこかいつもと違う感覚、他店とは明らかに違う品質を味わっていただけるはずです。

触覚・・食器については、九州のお客様がとても詳しいようです。自店の食器を見るなり「これは有田焼○○で、私も愛用しています。」とおっしゃられると、私もとてもうれしく思います。日本にはよい食器がたくさんあります。ティーカップと紅茶との相性や使い心地は、実際に体験しなければわからないもので、やはり写真には写りません。食器の詳細は、自店facebookの写真アルバムにUPしています。ご興味のあればご覧いただけたらと思います。
また、紅茶を飲まれる際の最初の一口目の熱さ、市販品の固い販売用のスコーンとやわらかめの自店のスコーンの感触の違い、広く言えばテイクアウト用スイーツとイートインスイーツの味覚を含めた感触の違いなどを感じていただけたらと思います。

聴覚・・自店のBGMは、「ミュージックバード」。東京からのデジタル衛星放送を受信しています。最近、東京FMの傘下に吸収されましたので東京FMのHPサイドバーにリンクがあるようです。おもにクラシック音楽を流していますが、雑音の少なさでTV局の方から何度かご質問を受けたことがあります。ご来店のお客様には、何事もなかったかのように店内空間を楽しんでいただけたらそれで充分です。

久しぶりに長文を書いてしまいました。最後まで読んでいただきまして、誠にありがとうございました。

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2017年12月27日 (水)

年末年始のお知らせ

本年も数多くのお客様にご来店いただきまして、誠にありがとうございました。来る2018年も、変わらぬご愛顧のほどをよろしくお願い申し上げます。
年末は31日まで営業いたします。
30日(土)は、お昼12時から夜10時まで、
31日(日)は、朝10時から、夜10時まで。
1月1日はお休み、2日の朝10時から通常営業です。3日(水)も通常営業です。

毎年恒例ですが、年明け先着100名さまには、お年玉のプレゼントがあります。
1月2~3日は、お昼から夕方の時間は、大変忙しくなることが予想されます。
お時間には余裕を持ってお越しくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

お昼のキッシュランチは、来年1月9日あたりまでお休みします。ご了承ください。

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今年のおすすめの本

今年も残りわずかとなりました。広島市立図書館からお借りした本の中から印象に残った5冊をご紹介します。

1.「鈴木大拙全集 第5巻」昭和43年9月 岩波書店
鈴木大拙氏は、大正時代から昭和40年頃にかけて、仏教と禅について英語で欧米に紹介した偉人です。著書多数。
海外で広く読まれている禅論文集「Essays in Zen Buddhism vol.1-3」のうちのvol.3の邦訳が、この全集第5巻の前半部分に掲載されています。般若心経の「空」華厳経の「発菩提心」について、わかりやすく解説されています。金剛般若経、楞伽経などの解説も。
昔の漢字と文語体で書かれているので、年齢の若い方はちょっと読めないかもしれません。時間をかけてゆっくり読むと良いでしょう。
2.「人生に生かす禅」小林義功著 致知出版社 2011年11月初版
「公案」っていう言葉を聞かれたことがあると思います。禅(臨済宗)の修行僧(雲水さん)に対して、お寺のお師匠さんが出す問題のこと。「狗子(犬)に仏性有りや無しや?」など、一般人が聞くと答えのないナゾナゾのようですが・・公案とは、雲水さんが悟りを開くきっかけをもたらすための問いかけ。
巷には、無門関を代表とする公案の解説本が数多く出版されていますが、最終的な答えが掲載されている本はほとんどありません。「自分で考えなさい」と。その中で本書は、答えの一例とその解説が一般の人にわかりやすく書かれてあり、「こういう意味だったのか!」と読んで納得できる貴重な本です。
公案すべてではありませんが、一読されると人生が一変するかもしれません。「御仏は、私たちと共に、自身の心の中にいらっしゃいます。」と、いうことのようです。(キリスト教の場合は、「神は、あなたの隣人として、常にあなたの目の前に現れます。」だったと思います。)
「義功和尚の臨済録」も、わかりやすい解説でおすすめです。前述の「狗子(犬)に仏性有りや無しや?」については、柳田聖山著「禅と日本文化」(講談社学述文庫707)の「無字のあとさき」に詳細があり納得させられます。
3.「世界を操る支配者の正体」馬渕睦夫著 講談社 2014年10月初版
著者は、元駐ウクライナ大使です。本書は、一般のメディアが伝えない世界情勢や、過去200年間の歴史の裏事情、アメリカの名を借りた国際金融勢力の目標、ロシアのプーチン大統領の思惑、日本の今後のとるべき方針などが、著者の豊富な人脈、見識をもとに詳細に記載されています。
世界グローバリゼーションの目指す最終目標とは?ロスチャイルド家、米国連邦準備銀行、ユダヤ民族の目指す世界平和などがキーワードになりますが、ページをめくるごとに、まざに目から鱗。本書を読んだ後は、世界観が変わるかも。「国難の正体」など著書多数。
4.「伝説の英国人記者が見た日本の戦争・占領・復興1935-1965」ヘッセル・ティルトマン著 加瀬英明訳 祥伝社 2016年8月初版
著者は、イギリス「デイリーエクスプレス」紙の特派員として昭和10年に来日。戦前、戦中、戦後の復興時期を経て昭和40年まで日本に滞在。「日本外国特派員協会」の会長を務め、幾多の重要人物と親交を深めます。本書は、日本の激動の30年を、外国人ジャーナリストとしての公正な視点から観察した記録です。1965年に新潮社から出版された「日本報道三十年」の復刻版です。
226事件、満州での取材、マッカーサー、吉田茂首相との思い出や、実際に著者の肌で感じた日本と、諸外国から見た印象との違いを取材当時のメモを振り返りながら、回想録としてわかりやすく書かれています。
5.「ダレス兄弟」スティーブン・キンザー著 渡辺惣樹訳 草思社 2015年11月初版
副題は、国務長官とCIA長官の秘密の戦争。第二次世界大戦末期から約10年間、アメリカ外交を主導したダレス兄弟の実話。大統領直属の政治工作部隊としてのCIAの活動の実態、気に食わない独裁国家の転覆をいかにして気づかれないように成し遂げるかを赤裸々に記載したノンフィクション。
イラン、グァテマラ、ベトナム、インドネシア、コンゴ、キューバの実例6か国で解説。アメリカの行動原理、外交とはいかなるものかが、よくわかります。
また、中南米の視点からアメリカ外交を見てみるのも面白いかも・・キューバ、カストロの片腕の革命戦士「チェ・ゲバラ伝 増補版」三好徹著文春文庫もおすすめです。

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2017年12月10日 (日)

オータムナルダージリン2017

Da2017大阪ムジカティーさんから、マーガレットホープ茶園産のオータムナルダージリンが入荷しました。今年は入荷しないかと思いましたが、なんとか無事に到着しました。
店内カップティー450円、ティーポット550円です。
蒸らし時間・・5分くらいじっくり蒸らしたほうが良いようです。1杯目はストレート向け。ティーポット2杯目は少量のミルクをいれてもよさそうです。
茶葉販売は・・40グラム1210円、200グラム6050円です。あまりたくさんの入荷はありませんので、お早めにご来店いただけたらと思います。

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2017年12月 1日 (金)

ご愛顧感謝セール

おかげさまで、10時3時は12月で開店22周年を迎えます。

毎年恒例のお客様ご愛顧感謝セールとしまして、
12月8日までの1週間、
紅茶各種のカップサービス(通常価格320円~400円)を200円でご奉仕、
ホットコーヒーについても、通常350円を200円でご奉仕させていただきます。
ケーキといっしょで300円~と、とってもお得な一週間です。
6日(水)は営業します。また、2日(土)は、お昼12時からの営業です。

皆様のご来店を、心よりお待ちしています。

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2017年11月22日 (水)

カープ優勝パレード

Carpvset広島カープ優勝パレード特別メニューについて。
11月25日(土)は朝10時から開店します。
昨年は、パレード通過時刻の11時から14時にかけて満席状態が続き、お客様には大変なご迷惑をおかけしました。また、メニューが通常通りだったために迅速な飲食のご提供ができず、誠に申し訳ありませんでした。
今年は、前回の反省を踏まえ、下記の通り特別メニューをご用意しました。
1.カープ優勝Vセット500円(終日)・・セイロン紅茶カップ250円とスコーン2個入り250円
2.朝10時からお昼2時までは、お飲み物はセイロン紅茶カップ250円と、ロイヤルミルクティー特別価格350円の2種類とさせていただきます。
3.ケーキ各種は通常通りご用意していますが、トースト、サンドイッチ各種はお昼2時以降のご提供とさせていただきます。
4.ランチメニューは、お休みします。誠に申し訳ございません。
パレード通過後は、周辺道路すべてが真っ赤に染まり、身動きができないほどに混雑します。お時間には余裕をもってご来店いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

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2017年11月16日 (木)

完熟紅玉りんごのアメリカンアップルパイ 200円

Applepie2017長野産の完熟品が手に入りました。通常、紅玉は酸っぱいイメージがありますが、それは未熟だから。完熟品を出荷すると、りんご内部の蜜がすぐに黒く変色して店頭で傷んでしまうのです。一般市場に出回る殆どの果物は、完熟手前で出荷します。
完熟紅玉は、甘酸っぱいが正解です。今週末から来週にかけてのアップルパイは、この完熟紅玉を使用します。皆様のご来店を心よりお待ちしています。

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2017年11月 8日 (水)

11月のおすすめ品はジャムサンドです

11月のおすすめ品は、「秋の味覚を楽しもう!」ということで・・・
手作りジャムサンドを、通常350円の品を300円で御奉仕させていただきます。写真のような感じで、季節のジャム2種類をホットサンドで仕上げます。
ハーフサイズは、通常180円の品を150円で。
ジャムは1種類で、ボリュームは写真の半分になります。
ご用意しているジャムは、桃、いちじく、津軽リンゴ、紅玉、マルメロ(かりん)。そのほか、お子様に大人気のいちごジャム、マーマレードが文旦と甘夏の2種類です。
ジャムサンドは初めての企画です。ご利用をお待ちしています。
Jamsandwiches_2

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2017年11月 1日 (水)

紅茶の日

11月1日は紅茶の日です。
毎年恒例となりましたが、ご愛顧感謝セールとしまして、2日から5日まで、世界3大紅茶3種(ダージリン、ウバ、キーマン)のカップの紅茶を、250円でご奉仕いたします(通常400円です)。皆様のご利用を心よりお待ちしています。

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2017年9月30日 (土)

10月の月間おすすめ品は「アップルティー 400円」です。

10月の月間おすすめ品は「アップルティー 400円」です。
津軽リンゴのスライスを熱湯の中に浸し、グツグツと煮て果汁を出し、紅茶の葉を合わせて作ります。リンゴ本来の甘さを生かしたアップルティーを、是非この機会にお試しください。
Appleteatsugaru

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